太秦の灯は消えた

水戸黄門が終了した。
もう制作しないという意味の終了だ。
一つの番組の問題ではなく、これで民放から時代劇が消えることになる(全国ネット)。
時代劇といえば、制作は主に京都だ。
映画や単発ものではまだ撮影があるが、やはりテレビのレギュラー放送は大きい。
これから高齢化が進むというのに、時代劇というお年寄りのキラーコンテンツを無くしてどうしようというのか。
確かに、現代劇と比べて時代劇は制作費がかさむ。京都で撮るなら尚更だ。
(ん?待てよ、テレ朝のあの京都シリーズはどうなんだ??)
テレビというコンテンツ産業の構造そのものを改革しなければ、太秦の灯は消えたままだろう。
京都にいながら何もできないとは、歯痒い限りである。