宇宙からの危機

本日午後、アメリカのUARSという人工衛星が大気圏に再突入して一部が落下するという出来事があった。
落ちてきた破片が人に当たることはまずないと思うが、今この国で確率の話をすると鬼が笑うのでやめておく。
人工衛星だけでなく、実は宇宙からいろんなものが落ちてきている。
夜空に輝く流れ星も、微小なチリが大気の摩擦で燃えているわけだし、そのチリが岩くらい大きいと燃え尽きずに隕石としてやってくる。
それが小惑星くらいの大きさになると。。。SF映画みたいなことになる可能性もある。
それらはNEO(地球近傍天体)と呼ばれ、専門の機関で常時観測追跡がなされている。
実はけっこう脅威なのだ。
小惑星はただの岩なのでそれ自体は発光せず、真っ暗だ。だから小さいものは太陽の反射も少ないので地球に接近するまで観測できず、見つけたときには冷や汗ものだったという天体も少なくないのだ。
人工衛星はNASAやNORADが追跡監視しているが、大きいものだけでデブリまでは手が及ばない。
海は広いし、宇宙はもっと広いが、地球の周りはけっこう混雑している。
またいつどこで、空から何かが降ってくるかわからないのだ。