4時間遅れてスタートしたダブルヘッダーの二試合目、アウェイ。そんな最悪の条件の中で達成された大記録だ。
内野安打だったのでエラーかヒットかわからず、観客も拍手のタイミングさえ失っていた。
しかし、大記録には違いない。レンジャーズのファンからスタンディングオベイションで祝福されたイチローは、サンキューと言いながらヘルメットを掲げて応えた。
メジャーの選手が誰も成し得なかった記録を成し遂げたのだ。
怪我に苦しんでいる今シーズン、それでも100年振りに塗り替えた大記録。
記録のために野球をしているわけではないと彼なら言いそうだが、イチローという名はその記録によって永遠に語り継がれていく。
日本が世界に誇る野球選手として、これからもがんばってほしい。