今日の京都新聞に、あまり愛想のない(笑)消防署員が、山でよく見るシルバーのプレートを持った写真が載っていた。
これは、山道で何か起こったときに、居場所の目印になるように地元の消防署が設置したものだ。
新聞記事によると、今月で二件このプレートが役に立ったそうだ。
子供たちが遠足で歩くような山道でも、遭難は起こる。
この季節なら、少し道を間違えて下りられずにそのまま日が暮れれば、凍死ということも充分ありうるのだ。
加えて、私もこの秋冬で痛感したのだが、観光客が山道に迷い込んでいるケースが相当数ある。
例えば山の麓にある景勝地近くにある案内標識は、平然と矢印の先に他の名所を記してあるのだが、それが山を二つも三つも越えた先にあるということまでは書いていない。
これはぜひ観光局と連携して、距離を付け足すとか、山道であるという表記を加えるとかしていただきたい。情報社会の昨今、携帯メディアと連携でもいいだろう。
一つでも少なく事故や遭難を防ぐために、観光で飯を食っている京都人なので力になれればと思う。
タグ: 山道
罪な案内板
蹴上からトレイルを通って山科の毘沙門堂へ歩いていたときのこと。
アップダウンが終わって、平坦な山道を歩いていると、向こうから一人の中年女性が歩いてきた。
とてもこれから山を登るような格好ではなく、明らかに観光客だ。
それが証拠に、私を見るなり道を尋ねてきた。
「どこから来られました?南禅寺は向こうですか?」
南禅寺には行けなくもないが、山を三つくらい越えねばならず、私は引き返すように諭した。
五分ほど歩いていると、また観光客のような若い女性の二人組みと擦れ違った。
たぶん間違えて入り込んでいるのだろう。
しばらくして、こんな看板を見つけた。
土地勘のない者が見れば、迷うのは当然である。
これでは左へ行けばすぐに南禅寺があると思ってもおかしくない。
せめて距離を書くとか、もうちょっと細かい注釈が必要だ。
観光都市たるもの、もう少し工夫が必要だ。
山はやっぱり危ない
危うく遭難寸前だった。
例によって今日もトレイルマップの製作中、地図にない分岐はどこに行くのだろうと調べていた。
後でGPSのログを見れば、メジャーなトレイルコースでぐるっと囲まれた中だったので、最悪どこにでも出られたのだろうが、それでも人工物が全く見当たらない中を、例え人が踏みしめたところを歩いていても怖い。
五体満足でさえいればなんとでもなるが、もしイノシシやクマ(いるかな)に襲われでもしたら、たぶん間違いなく死ぬだろう。
そう、自然の中では、自分だけではいかんともしがたい状況になることがあるのだ。
結局、その山道はぐるっと回って元のところに戻ってきただけであった。
急な下りを、落ち葉と砂利に足を取られて二度ほど尻餅を着きながら、こんなところでくたばるかと必死で歩き続けた。
歩いた距離はたった840m。平地なら10分で歩く距離だ。
一時間くらい歩いたような気がした。
しかしこの刺激がたまらんのだ。
日常では味わえないスリルが山にはある。
まあ、死なん程度に遊ぼうじゃないか。
トレイルマップ製作中
旅レコの精度が思ったほどではないと前に言ったが、よくよく考えてみると、確かに地図上の道路からは外れてたりするが、その誤差は最大でも5mくらいである。
たかだか6、7千円でGPSが手に入ると思えば、まあいいんじゃないだろうかと納得することにした。
というわけで、トレイルマップを鋭意作成中である。
山道を歩き倒して写真を撮りまくり、グーグルマップに取り込んでせっせと作業中。
秋のハイキングシーズンや紅葉シーズンには若干間に合わないような気もするが、お役に立てるようにがんばりたい。
もちろん無料提供さw
京都きょろきょろにて公開中。
やっぱり靴は重要
昨日の靴を履いて今日早速将軍塚まで登ってきたが、やはり靴はちゃんとしたのを買わないといけないというのが身にしみてわかった。
ガレ場や坂道を歩いたときの安定感が全然違う。
ソールが厚いので小石や枝を踏みしめても歩けるし、適度に柔らかいのでアスファルトも問題ない。
二時間ほど歩いたが足の状態も全く問題なかった。
これで土曜日の大阪廃河川取材も楽にこなせるだろう。
よーし、早速取材準備の資料集めだぜぃ。
GPSロガーってどうよ
いやあ山道は難しい。
市街地はこれでもかと情報があるのに、山道はさっぱりだ。
あったとしても、有料な場合がほとんどだ。グーグルマップを知って以降、地図情報に金を払うのはどうも気が引ける。
これだけハイカー人口があるにもかかわらず、ネット上にそういう情報がないというのは、やはりその中心が高齢者だからだろうか。
しかし今後、PCやインターネットを熟知した高齢者が増えてくるのは確実だ。
そこで私が先陣を切ろうと思う。
仕事が減って金もないので実現性は不透明だが、近いうちにGPSロガーを買おうと思っている。
いろいろと山道に関する情報を探っていると、ネットの地図に自分の歩いた軌跡を表示しているページをよく見かける。
それがGPSロガーを使ったものだ。
スイッチオンで衛星と通信し、何秒毎かでその位置情報を記録して、家でPCと接続してデータを抜き出す、といった感じのものだと思う。
それをグーグルマップなりに連動させると、山道のできあがりだ。たぶん。
山を歩いていても、地図がないもんだから自分がどこを歩いているか全く復習できない。
地図がないなら自分でつくるしかない。
賛同するなら金をくれw