世界でも3番目位くらいに強い地震だそうだ。あまり嬉しくないニュースだ。
とうとう日本で考えうる以上の規模の地震が起こったことになる。閣僚の誰かが言っていたが、200年に一度の災害がやってきたのだ。
依然として1万人以上が行方不明、犠牲者は恐らく阪神大震災を大きく上回ることになるだろう。
行方不明者の捜索もそうだが、福島の原子力発電所も大きな問題を抱えたままだ。
周辺では広範囲の住民に避難指示が出され、既に放射能漏れで民間人に被曝者が発生、複数の原子炉で異常事態となっている。
電力不足でたった今、東京電力管区で輪番停電の実施が決定した。
菅総理の言うとおり、戦後最大の危機かもしれない。これを機に、未来へ向かって新しい日本に生まれ変わろうではないか。
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東北地方太平洋沖地震
東北太平洋側各地は津波で軒並み壊滅状態だ。
行ったことはないが、何度も聞いたことのある地名が次々と報道される。
津波の被害も心配だが、福島の原発がかなりやばいことになっている。
現時点では、福島第一原発1号機において、建屋が吹き飛ばされて原子炉格納容器がむき出しの状態になっているようだ。
今のところ最悪の事態は避けられているようで、現在全力で容器を冷却中だ。
日本の原子力行政は、見直しの転機にきた。
無秩序な安全神話を全面に出すのではなく、危険をしっかり理解した上で、どうやってその危険を回避し、安全につなげていくかを考えていかねばならないだろう。
原子力発電を廃止するのは、現状不可能に近い。二重三重、四重五重のフェイルセーフを備えた上で、確実な危機管理体制が必要だ。
一刻も早く要救助者の救出と、被災各地の復興を願って止まない。
三陸沖巨大地震M8.8
14時46分、その時刻私は、鴨川の河川敷を歩いていた。
すると、着地した足がふらついたような感覚に襲われた。二歩三歩と足を進めるが、何かぐらぐらと揺れているような感じがしたのだ。
辺りを見回したが、ベンチに座っている人も、他の歩いている人も別段変わった様子はない。近くにある幼稚園では、園児たちが楽しそうに遊んでいる。
気のせいにして帰宅すると、私を見るなり母が「地震あったんやて」とテレビを指した。
やはりあれは地震だったのだ。京都はゆっくりゆらゆらと揺れていたようだ。
着替えもそこそこに、テレビとPCをつけ、ツイートデックを起動させる。
NHKのアナウンサーのトーンが、明らかに異常だった。大津波警報が出ている。また三陸沖だ。
東京でもかなり揺れたらしい。新橋駅に人が溢れている。
やがて、陸地に押し寄せる凄まじい津波が映し出された。
車を船を飲み込んで、じわじわと陸地へ水が上がってくる。高架道路で車がうろうろしている。道の向こうは既に水没だ。
「はよ逃げろよ!」私は思わず声を上げた。
ツイッターのタイムラインには、次々と地震のツイートが流れている。電話もメールも輻輳しているのに、タイムラインは湯水のように流れている。
やがてツイッター上で情報交換が始まった。
被災状況や安否情報など、しかし中にはデマを流す不貞な輩も出てきた。情報の取捨選択は非常時こそ重要だ。
NHKが、陸地を遡ってくる津波を映し出した。地上のあらゆる物体を巻き込み、凄まじいスピードで迫ってくる。道路を走っている車よりも早く、中には巻き込まれた車もあった。
そのとき、地震のマグニチュードが発表された。日本で観測史上最大のM8.8だ。隣の解説者の驚嘆が聞こえた。地震のプロを絶句させる規模の地震だったのだ。
その後、津波は太平洋沿岸全域に拡大、大津波警報は四国にも及んだ。
現在も津波警報は継続中、東京は交通網寸断で大混乱になっている。
しかし、ツイッターがこれほど災害に有用なツールだとは思わなかった。もちろん、情報の確度などには気を配る必要があるが、例えば各自治体で災害用のアカウントを作成し、災害時に避難情報を流すなどすればいいのではないだろうか。
余震も津波もまだ余談を許さないので、関係各所は充分に警戒していただきたい。