アメリカ生まれの台風

現在、日本近海には台風12号がある。近海といっても遥か東、東経160度あたりだ。
この台風、実は日付変更線を跨いでやってきた。つまり、ハリケーンから台風になったのである。
勢力もかなり強く、中心付近の最大風速は50m/sを超える。じわじわと西進し、日本を窺っている。
南鳥島の観測所職員が避難するほどだから要注意だ。
太平洋高気圧の勢いが弱まった今、台風12号は確実に日本を射程に捉えている。
ハリケーン上がりの台風がやってくる日も近い。

台風量産体制

今年は私が知る限りで最も台風の少ない年、だった。ところが、太平洋高気圧の影響で日本の南海上の海水温が異常に高く、8月に入って次々と熱帯性低気圧が発生した。
今週も10号と11号が日本の南海上から様子を窺っている。
夏の台風は、上空の気流が安定していないため、スピードが遅く、しばしば迷走する傾向にある。迷走台風と呼ばれている。
日本の南を西へふらふらと台湾から大陸へ行ったかと思えば、踵を返して東進し、日本を縦断していった台風もある。
進路予想も難しく、確度の高い予報がなかなかできない。
しばらくこういう状態が続くと思われるので、最新の情報を入手し、進路にあたる地域では充分な警戒をお願いしたい。