涼しい梅雨入り

今年は梅雨寒というか、いつもは蒸し暑い気候なのに、ここ京都でさえも雨が降れば涼しい感じだ。
今日の天気図を見ても、北海道南岸に高気圧がどっかりと居座って、冷たい空気を吐き出している。
さすがに動けば汗がにじむが、部屋でじっとしている分には扇風機もむしろ寒いくらいだ。
気温の変動が激しいので体調管理にはお気をつけのほどを。

40.9℃

暑い。いや、熱い。
確か94年も連日体温越えの気温が続いたが、そのときは記録更新までいかなかった。
埼玉県越谷市と岐阜県多治見市で、日本最高気温となる40.9℃を記録した。最高気温の記録更新は、実に74年ぶりである。
今年の夏は、熱帯夜も少なく、確かに昼間は暑いが夜はしのぎやすい日が続いているなと思っていたが、お盆にさしかかる頃から猛暑が続いた。
太平洋高気圧がどかんと居座り、低気圧や台風も近づけない。
冷夏だなんだと言われたこともあったが、夏らしい夏になってよかったじゃないか。
あー、暑い暑い。

連休は大荒れ

まあわざわざ週末を狙って来なくてもいいのだが、台風4号が接近中である。
コース的には最悪だ。日本の南岸沿いをなめるように通る予想だ。夏にこのコースを取るのは珍しい。
おまけに偏西風も強くないので、速度も遅いだろう。まったく最悪だ。
これが日本海側を通るともっと最悪になる。あのリンゴ台風で有名な91年の19号はそのコースを通り、海水をたっぷり含んだ南風で塩害をもたらした。
台風は進行方向の右側が危険半円、左側を可航半円と言って、右側は右回りに巻き込む風に進行速度が加わってより風速が増し、左側はその逆で風が相殺されて比較的穏やかになる。
4号のように太平洋側を東進してくれるほうがまだましだ。
とはいえ、金本が林に代わっただけで危険なことには変わりない。
初夏の連休ということで、各地でいろんなイベント、特に京都は祇園祭である。祭りは順延するわけにはいかない。せっかく今年は日がいいのだが、残念である。
日本のほとんどの地域が暴風圏に入るので、無用な外出は控え、くれぐれも田畑の様子を見に行ったりしないように。増水して道と区別が付かなくなった用水路に落ちて流されるのがオチだ。
官公庁も水難の可能性のある作業にはライフジャケットの着用を義務付けりゃいいのに。

入梅

つゆいりと入力して変換したらこれが出てきたので放置プレイ。
今年はちょっと遅めである。ラニーニャの影響で猛暑が予想されているが、猛暑の前に来るのが空梅雨である。
既に四国地方では水不足に陥り、取水制限をしているところもある。
降っても降らなくても困るが、程々にならないのがおてんとさまのすることなのだ。

新台風情報

この6月からテレビなどで発表される台風情報の表記が新しくなった。
台風の進路外で起こる被害や、情報不足による被害拡大を防ぐため、よりわかりやすく、より正確になったはずだが、ちょっと引っ掛かったので書いておく。
まずこれを見ていただきたい。これまで時間ごとの円で示されていた暴風警戒域が、つながって表示されるようになった。
これは非常にわかりやすい。警戒すべき地域が一目瞭然である。
問題はこれだ。これまで、12時間毎に表示されていた予想進路が、3時間刻みになった。
確かに、情報としては細かいが、非常に見にくくてどの円がどの時間なのかわかりづらい。
ただでさえ台風の進路予想は難しく、時間が経てば経つほどその予想の確度は低くなるのに、これでは混乱を招きかねない。
どうせなら、3時間後、6時間後、12時間後、24時間後、くらいにしておいたほうが見やすいと思うのだが。
情報を細かく提供してくれるのは結構だが、もっとわかりやすい工夫が必要だと思う。
その辺、たぶんテレビ局はもっとわかりやすいくやってくれるだろう。今年は暑くなりそうなので、台風も巨大化するだろう。これで少しでも被害が抑えられればいいのだが。

カラテカ矢部 気象予報士合格

はなまるで天気予報をやっていたのを見て、何をしているのかと思ったら、そういうことだった。
気象予報士は、芸人が片手間で受かるような試験ではない。なだけに、軽いショックを受けた。
こうなったら、受けてみようかとも思う。
ここに試験問題の解答例があったので見てみる。
1年くらいはみっちり勉強しないと無理なようだ。

爆弾低気圧

今冬はエルニーニョ現象の影響で暖冬傾向だが、もう一つ思わぬ気象傾向になっている。
去年から何度となく耳にされている方もいると思うが、爆弾低気圧の頻繁な発生だ。
爆弾低気圧とは、短時間に急激に発達した低気圧のことで、定義としては24時間に24(sinφ/sin60°)hPa以上、中心気圧が低下した低気圧をいう(φは緯度)。
北海道で竜巻が発生したときも、この爆弾低気圧が発生していた。そしてまた、日本近海で発生しつつある。
近年、台風ではない強い低気圧によって気象災害が起こることが多くなり、警戒を促すためにもこの爆弾低気圧という呼称を広めていくのもいいと思う。
陸上では強風、沿岸では高潮に充分な警戒が必要だ。