2006 Topps 1

さて、MLBトレカにとって波乱の2006年が始まった。
ここしばらくずっとトップスは白が基調だ。仕上げもよくなったし、写真もきれいだ。今年はややオーソドックスなデザインになった。
ボンズとマントルのサブセットをフィーチャー、いつものゴールドに加え今年はプラチナパラレルもある。メモラビリアもそこそこ入っているので、まさに入門用としてふさわしいシリーズだ。

2005 Donruss Champions

Donruss最後のブランドである。
やはりなくなるとなると寂しいものだが、パラレルがレッド、ブルー、ゴールド、グリーン、ブラックとか書かれているともうええわという感じである。
インサートはなく、レギュラーカードのデザインのなかでメモラが入るという超手抜き仕様。そのため、レギュラーカードは右半分がすかすかである。
もうあの悪魔のようなパラレルや姑息なダミーカードにお目にかかれないとなると、まあええか。

2005 Fleer Platinum

Fleer社最後のブランドとなった。
写真本位のシンプルなデザインで、メモラ割合も9パック1である。
権利上の問題では仕方ないが、トレカ業界もやはり何らかの改革が必要なのだろう。
メモラビリアの乱発、シリアルの細分化、意味のないパラレルの増大。それによってコレクターが苦しんでいることもまた事実である。
近い将来、また版権が分配されるときが来るのだろうか。

2005 UD SP Collection

MLBのトレカ業界の混乱が目に見えるようなブランドだ。このパックには、SP AuthenticとSPxの2ブランドのカードが入っている。
つまり、本来なら別々に発売されるはずが、何らかの理由でこんな形になったのだろう。パックの簡素なデザインもそれを物語っている。
来年から、Fleer社が今まで発行していたブランドをUDが引き継ぐらしいが、そうなると発行ブランドが膨大になるので自社ブランドの削減もあり得るわけだ。
供給過多になりつつMLBトレカ、正直、少しは間引きしてくれるとありがたいのだが。