オジロサナエ(たぶん)

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Stylogomphus suzukii
観察:蹴上インクライン
Jul.4,2011

近づいても逃げないと思ったら羽化したてだった。
自信はないが、ヤゴの形と背中の模様と羽化時期で恐らくオジロサナエと。胸が撮れれば一発なのだが。
この同定に30分ほど。トンボは難しい。
それにしても、延びきった翅の美しいこと。この昆虫の美しさにしばしば感嘆する。

オオセンチコガネ

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Phelotrupes auratus
観察:京都・宝ヶ池こどもの楽園
Jun.15,2011

漢字で書くと雪隠黄金、まあつまるところ糞虫というやつだ。お子様は見つけてもあまり触らないほうがいい。かなりの確率でこいつはうんこに顔を突っ込んでいるからだ。
オオセンチコガネとセンチコガネの違いは、頭にある装甲みたいなのが、センチコガネはなだらかな半円で、オオセンチコガネは富士山みたいな山なりになっているそうな。
こいつはちょっと見難いが、たぶんオオセンチコガネだろう。
しかしコガネムシはきれいだ。糞にたかっているのにきれいだ。
紀伊半島あたりにいる個体は瑠璃色らしい。うんこ食ってるのにw

オオスカシバの幼虫

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Cephonodes hylas
救出:鴨川河川敷
Oct.18,2010

河川敷の歩道をうねうね歩いていた。自転車に踏まれるのがオチなので救出。
どこかで見たことあるなと思っていたが、帰って調べたらオオスカシバの幼虫だった。
あまり生き物に詳しくない人がハチドリと間違えるあれだ。
ちょんと触ると全身でいやいやをする。まあ、幼虫はあまり触らないほうが賢明だ。

ツマグロヒョウモンの幼虫リベンジ、しかし

去年の12月、道端でツマグロヒョウモンの幼虫を拾って、蛹化するも羽化せずに失敗。
こないだまた同じような場所で幼虫を拾ってきたのでリベンジ。
終令だったのか三日ほどで蛹になったのだが、私が見つけたのはケージの底に転がっている蛹。
ツマグロヒョウモンは垂蛹といって、上からぶらんとぶら下がるタイプの蛹なのだ。
蛹化するときに落ちたのだろう。蛹に損傷は見当たらない。
なんとかせなあかんなと放置すること一週間、夕方ふと見てみると、ケージの角で仰向けになっている成虫の姿が!
足を折り曲げていたので、もうだめかと指を出すと摑まってくるではないか。慌てて適当なところへ掴ませる。
hyomon201
翅はもう乾き始めてきてるので、たぶん飛べないと思う。まさかこんなに早く羽化するとは。
よく転がった状況で羽化できたものだ。
hyomon202
もしこのまま飛べなかったら、かわいそうだがけろちゃんずのご飯になってもらおう。
なむー。

※けろちゃんずがおいしくいただきました。