このMMOは、ちょっと他のMMOと毛色が異なっている。
まず、フィールド画面がない。戦闘は全てダンジョン内で行われ、町やダンジョンはワールド画面で行き来する。
そして、そのダンジョンをプレイヤーが管理運営できるのだ。
3Dはちょっとぎこちなく、モンスターや障害物に当たり判定があるのでちょっとイライラする。
だが、ゲームバランスはよく、セットアイテムやガーディアン、アイテムアップグレード、PvPなど、一通りMMOのイベントは盛り込まれている。
ちょうど隙間を埋めるような感じのMMOなので、意外と長生きするかもしれない。
http://www.corum.jp/
カテゴリー: PCゲーム
野菜村
文字通り、野菜のキャラクターが活躍するゲームである。
ターゲットが女性に向いているため、そのデフォルメ具合は相当なものだ。
ゲームの難易度もかなり低く抑えられ、誰でも気軽にプレイできるようになっている。
ゲームの内容も、ゴミを拾ったり粗大ゴミを叩いて分解したり、食べ物を食べたりして経験値を得る。もちろんモンスターと戦うこともできる。
プレイヤーキャラクターには、アバター的要素が大きく、そのほとんどは課金アイテムになっている。
見ていてもプレイしていても楽しいゲームだが、いかんせん、男の子には絶対的に魅力不足である。当たり前だが。
http://game.netmarble.jp/cpsite/yaburi/yasaimura.asp
パーフェクトワールド-完美世界-
おそらく唯一である中国産MMORPGである。
最近いろいろと悪い噂のある中国産だ。このゲームも、ロゴがどことなーく某有名MMOに似ていたりする。
もしかして中身も似ているのかと思ってプレイしてみると、私は前言撤回を余儀なくされることになるのだ。
完美世界と銘打っているだけあって、グラフィックは遜色ない。もちろんそれなりのスペックは要求されるが、ローエンドで動かしても全く問題ない。
そして、このゲームの真骨頂とも言える特筆すべきものが、キャラメイクだ。正直、ここまでするかと言いたくなるくらい、徹底してこと細かな設定ができるのだ。
輪郭、髪型、眉、目、鼻、口、肌の色、身体などについて自由に設定でき、それぞれ10項目くらい設定ポイントがあるのだ。
もうほとんどデザインの域である。めんどくさい人はデフォルトで簡単に設定できるが、私のように好みの女性をつくるのも悪くはない。
もちろん、ゲーム内容もバランスが取れていて、ストレスを感じずにプレイできるだろう。
アイテム課金なので、キャラだけでも作ってみてはどうだろうか。
ナイトオンライン
二つの種族に分かれ、大規模なPvPを行うMMOである。
対人戦に興味があるプレイヤーに人気だが、このゲームをプレイしてみると、運営の酷さが判る。
クエストにバグがあり、クリアできないのだ。しかも、相当長い間放置されているらしい。
他にも、実装されていない機能をクエストで案内していたり、プレイヤーを迷わせることが多すぎる。
それがなければいいゲームになるはずなのに、残念だ。
http://www.knightonline.jp/
RF ONLINE Z
数少ないSF系のMMOである。プレイヤーで機械生命体が選択できるのはこのMMOくらいではないだろうか。
三種族の対立構造を軸に、毎日聖戦と呼ばれる大規模な戦闘が行われる。これに勝った種族が、鉱山最深部の採掘権を得られるというものだ。採掘で取れる鉱石は、アイテム改造や生産に利用されるので重要だ。
種族によって戦闘に特徴があり、私の選んだ種族はランチャーが使える。弾の補充が厄介だが、攻撃力は絶大だ。
生産はかなり金がかかる。鉱石の加工、素材の分解など、MOBがドロップしたいらないアイテムは片っ端から売り払わないとすぐに金欠になる。
生産と戦闘のキャラを分けることが賢明だろう。同じ種族であれば倉庫を共有できる。
インターフェイスはわかりやすく、特に回復アイテムをマクロで自動的に使えるのは非常にありがたい。シルクロードオンラインは、これが課金アイテムになっているくらいだ。
また、攻撃方法によって装備品を変えたい場合でも、マクロで簡単に設定できる。
アイテム課金だが、無課金でも全く過不足なく遊べてしまうのは、運営としては誤算かもしれない。
かなり面白いと思えるMMOなので、興味のある方はプレイしてみてはどうだろうか。
ドロイヤン
日本でサービスされているMMOは、実は韓国産が多い。そのため、ゲームタイトルがちょっと聞き慣れない単語になったりしている。
このドロイヤンもまさにそんな感じだ。名前だけでなく、実は中身もちょっとバタ臭い。
キャラメイクでまず度肝を抜かれる。まるでスーファミ時代のアナクロなグラフィックで、髪型や鼻の形などを決めていくのだ。
しかも、三流美大生が書いたようなキャラデザインは、どこをどういじってもかっこよくならない。
2Dクォータービューなので、キャラクターなどどうでもいいのだが、どうもやる気の削がれるグラである。
プレイに入ってもそのダルさは続く。
敬語で話してたかと思うと急に命令口調になる案内人や、80年代を思わせるデザインの建物、そういえば、このゲームはスペースオペラを基調にしていたんだと思い起こさせる。
デザインを活かせない2Dはもはや時代遅れなのだろうか。いや、それ以前にデザインからやり直したほうがいいと思うMMOである。
http://droiyan.mgame.jp/
ベルアイル
中世をモチーフとしたゲームは、MMOに限らず巷に跋扈している。その中で生き残ろうと思えば、何か特色を出さないと無理だろう。
その点で言うとベルアイルは、レベルを排したスキル制を採用したことと、生産の熱さだろう。
戦闘スキルと同じくらい、いやもしかすると生産スキルのほうが多いかもしれない。
採掘、伐採、採取、農作業、武具作製、鎧作製、雑貨作製、裁縫、調理、調薬、宝石加工、巻物作製、戦闘スキルでないものがこれだけあるのだ。
それでいて、キャラクターが取得できるスキルには限界があり、一つを100%として600%しか取れない。酷な話だ。
そこでこのゲームの特徴の一つでもある、継承が重要になってくる。
レベルがない代わりに、キャラクターはどんどん歳を取る。ゲーム内で結婚や出産をして、能力を子供に引き継ぐことができるのだ。
最初は戦闘で楽しみ、次世代は生産で楽しむ、そういう遊び方ができるのである。
生産の熱さを象徴するものに、季節の移り変わりがある。季節ごとに採取できる果物や農作物が変わり、例えば果物採取のミッションを受けてそのまま放置しておくと、季節が移ってもうその果物は収穫できないということが起こるのだ。
問題点を挙げるとするなら、スキルに固執するあまり、肝心な戦闘の醍醐味が少ないところだろうか。
つまり、全ての行動がスキル上げのために単調化してしまうことだ。まあ、それはRPGの宿命でもあるのだが。
もちろんこのMMOもアイテム課金なので、無料で充分遊べる。