かつて、ライブドアの堀江社長は、金で買えないものはないと言った。確かに極論かもしれないが、実のところ、金で買えないものはないと私も思う。
「愛は地球を救う」と銘打ったチャリティーを行っているテレビ局があるが、せっせと集めているのは善意という名の金であり、その裏ではスポンサーとタレントに募金の何倍という金が動いている。
結局、世の中を動かしているのは金であり、金が全てということになる。まあ、寂しい話には違いない。
その金で、堀江氏はメディアを買おうとしている。今回の一件、経済のことは全くわからないが、違法ではないにしろなんとなく微妙な感じで事を運んだようだ。
つまりは今のところ、堀江氏はフジテレビを乗っ取ろうとしている悪い奴に見える。
しかし、だ。昨年、プロ野球界が大きな変革を始めた、その切っ掛けとなったのは、ライブドアの近鉄買収である。結果としてそれは果たせず、また新規参入もできなかったが、旧態依然としたプロ野球界に大きな風穴を開けたのは、誰あろう堀江氏である。
今回の一件に話を戻そう。
テレビ局をはじめとしたメディアもまた、旧態依然としたシロモノである。どのチャンネルも同じような情報を垂れ流し、時に誇張し、時に歪曲し、視聴率至上主義に基づいたなりふり構わない制作現場から、くだらないコンテンツを一方的に送り続けている。
そこへ、もしかするとライブドアはまた風穴を開けてくれるかもしれないのだ。ネットとテレビの融合、双方向での情報共有。デジタルだハイビジョンだとハード面ばかり進歩してきたテレビが、ようやくソフト面での改革を成しえるかもしれないのだ。
私は、誰の味方もするつもりはないが、この事態の推移は注視していきたい。堀江氏はIT時代の救世主か、それとも単なる金の亡者か。最終的な審判を下すのは、我々であるのだから。
投稿者: みかつう
コンビ名
程度の低いお笑いブームがまだ続いている。
コンビ名だけ見てみると、カタカナが多いのはわかるが、何も捻ってない普通の単語があまりにも多いことに気がつく。
アンジャッシュ、アンタッチャブル、アンガールズに至っては、まるで活用形のように似通っている。
コンビ名は一生ついて回る。こいつらが何年もつかは知らないが、40年、50年経ったときにも同じ名前で呼ばれる。コンビ名で笑いを取れとは言わないが、何かそこに感じさせてくれるものが欲しい。
もっとも、天下を獲ればそんなことはどうでもよくなるのだが。
交響詩篇エウレカセブン
ネタを探していると新番組があったので書いておく。
久々に力の入ったアニメのようだ。制作は毎日放送、メカが河森正治とくれば、マクロスを思い出す。
公式でプロモーションが観られるが、クオリティは高いようだ。河森デザインのメインメカは、ちょっとエヴァンゲリオン風だが、河森メカには違いない。
メディアミックスが前提にあって、もちろんスポンサーはバンダイだが、ゲームやプラモ(間違いなく)、その他キャラクターグッズもわんさか出ることだろう。バンダイ以外にもメディア系スポンサーがついていて、かなり大きなプロジェクトになっている。
主人公の年齢は14歳。かわいい女の子も出てくるので、ターゲットはそれなりに掴めるだろう。バンダイもここでガンダムだけではないという何かをつくりたいようだ。
ただ、放送日時が日曜日の朝7時である。ほとんどの青少年は寝ているだろう。ま、ビデオがあるが。私は仕事で起きているので、しばらくは付き合いたいと思う。放送は4月17日からである。
http://www.eureka-prj.net/
MTJ #28
「Empty」上原多香子
スピード時代はそんなに知らないし、解散してからも全然気にも留めていなかったが、このビデオを観た瞬間、私の中で何かが弾けたのは間違いない。プロデュースは河村隆一。スタイルはいいし、踊りができるから所作もいい。考えてみれば、スピードのメンバーで唯一の生き残りになってしまった。誰と結婚するのかなあ。
「慎吾ママのおはロック」慎吾ママ
まさかとは思っていたが、やはり小西さんだった。こういうところで小金ができるから、印税っていいねえ。本家山ちゃんを凌ぐ売れ行きで、山ちゃんちょっと苦笑い。いろんなゲストが出てくるのでぼーっと観てても面白い。田中邦衛は、「お」でも「は」でも口の形が同じだった。
「6階の少女」hal
久々にぞぞっときたビデオ。フィルムはいいねえ。はるちゃんもげっそり感なく痩せてるからきれいだし。もうちょっと声にパンチが出るといいんだけど。あ、そうか、バックはナンバーガールか。なるほど。
「Thinking of you」Bonnie Pink
デビュー当時はどうしてもピンクの頭に目が行ったけど、よく見るとめちゃめちゃかわいいのよ、実は。んでこの渋い曲を淡々と歌ってのける。才能があり過ぎるのも毒だわ。珍しくドラマ仕立てで、南のリゾート風の町、ぼにぴんと若い兄ちゃんが、なぜかお腹の辺りで互いの服が絡まってしまい、くっついたままであちこち歩き回るというビデオ。もちろん素人芝居だけどほのぼのしてていい感じ。
ペナルティ
どうも名前が思い出しにくいコンビである。いつも代わりにインパルスが出てきてしょうがない。それはさておき、DonDokoDonのように一方がバカ売れして相方が全然目立たないコンビというのはよくあるが、インパルスもこのままいくとそうなる可能性がある。あ、違うわ、ペナルティだった(マジ間違え)。
ヒデとワッキー、二人とも高校サッカーの名門、市立船橋でサッカー部にいた経歴を持ち、特にヒデはプロ入りを断ってこの世界に入った。そのままプロになっていたら第二のヒデになっていたかもしれないのに。
芸風はFUJIWARAや初期の雨上がりに似ている。あまりきっちりとネタを観たことはないが、ワッキーのアブノーマル加減は大阪芸人の比ではない。顔や身体の動きはサッカーで鍛えたキレがあり、ナンセンスなギャグはノッてしまえば大爆発である。
ワッキーのように、動きで笑わせる芸人はあまりいない。出しどころも難しいし、場を与えてもらわないと芸を発揮できないからだ。だからコンビ芸としてはどうしても相方の印象が薄くなってしまう。
ともかく、お笑いには貴重な人材なので、これからの伸び具合が楽しみである。ヒデも頑張れ。
艦砲射撃!甲・改
FLASHを使ったブラウザでできるオンラインゲームである。文字通り、艦砲射撃で敵戦艦や要塞を撃つゲームであるが、弾道や精度がきっちり計算されていて、実に面白い。
画面のキャラクタは小さいが、ゲームバランスは練られており、かなりハマる。BGMはオリジナルだろうか、これもかなり出来がいいものになっている。
クッキー使用でオートセーブができて、成長要素がある。久しぶりにいいゲームに出会ったので紹介しておきたい。
http://www12.plala.or.jp/nextframe/flash/bs.html
MTJ #27
「牡牛座ラプソディ」キリンジ
詞が秀逸である。言葉の使い方選び方、音の捉え方、韻の置き方、全てにおいて実に興味深い。ローマ字の字幕が出るので、ついつい追ってしまう。キリンジはやはり平板アクセントで読むべきか。どうしても”麒麟児”こうなるのだが。
「数え足りない夜の足音」UA
確かレコーディングのついでにロケしたビデオだったと思う。北欧あたりだったかな。曲の渋さは言わずもがな、これは特に渋い。しかしドレミノテレビは凄まじかった。とかくその陳腐(チープとも言うが)さが嘆きの日本音楽界だが、あれを観て育った子供の中に、きっと恐ろしい才能を持ったアーティストが現れるだろう。余談だが、上のキリンジの曲でドラムやってるのがともともこと、山口ともである。
「Ex-Girlfriend」No Doubt
当たり付きのカールにまず目を奪われることだろう。あそこまでリアルにリサーチしてつくっておきながら、本来あるはずのない当たり付きとはこれ如何に。ハードチューンだがどこか物悲しい印象を受ける曲である。なぜカールが当たり付きなのか、ドラムはなぜパンイチなのか、いろいろと謎のつきないビデオである。その謎は公式で。
http://www.nodoubt.com/
「Do You Believe In Magic?」Cymbals
トミーフェブラリーより遥か以前、世のメガネっこフェチを震撼させたのがシンバルズである。でもないか。女性ヴォーカル、男二人というと甘ったるい印象のあるバンドが多い中で、シンバルズは鋭く尖った一面を持ち合わせていた。それはまさにシンバルのようにシャープに突き刺さる。おお久々にまともな評。
「少女ロボット」ともさかりえ
椎名林檎プロデュース。度肝を抜かれるとはまさにこれ。騒がしいまでにノイジーなアレンジに、妖しげなともさかの肢体が蠢く。戸川純、椎名林檎と続く憂国ロリポップ路線を継ぐのかともさか、と思われたが、事なきを得た。一児の母かよ。