そういえば、F1はいつからスリップストリームを使わなくなったのだろうか。
国内最高峰のモータースポーツでありながら、正直今ひとつどころか全く盛り上がっていないFポン。しかし開幕戦のレース内容は、抜きつ抜かれつの手に汗握る白熱したものだった。
久しぶりに観たが、知らないドライバーのほうが多かった。知っていると言えば、本山、服部、野田、松田、そして虎。出戻りの虎之介は、セルモのバックアップで自らチームを率いての参戦である。近藤レーシングはルーキー二人を立ててきた。結果を出すまでにはかなり時間がかかるだろう。
シャシーとエンジンがワンメイクになったようで、イコールコンディションが保たれている。そのせいもあって、あんなバトルが見られたのだろう。ドライバーの力量が如実に試されるレースである。
かつてはエディ・アーバイン、ラルフ・シューマッハなどF1の登竜門として重要な存在であったが、近年は国内レース最高峰としての位置を保つのがやっとである。ルーキーがベテランに揉まれ、ステップアップしていくという役割を、今後のFポンには担っていってもらいたい。
投稿者: みかつう
ランドウォーカー
以前にリアルボトムズの紹介をしたが、時代はやはりもっと現実的であった。もうロボットは夢ではない。
http://www.sakakibara-kikai.co.jp/
このダグラム風の二足歩行ロボットは、乗用操縦型である。驚け。おまけに、左右に砲塔のようなものを備えている。どうやら空気圧でクッションボールを撃ちだせるようなのだ。
たぶんこういうのは大手メーカーより町工場がやってくれると思っていたが、案の定である。群馬の片田舎で(失礼)こつこつと作られていたのだ。
すり足二足歩行なので運用条件は事実上車と同じだが、これがやがて段差を乗り越え、勾配を乗り越え、マニュピレータがつき、飛んだり跳ねたりするのである。
ちなみにこの会社、商品名がかなり気合入っている。がんばってマジンガーZあたりまで作ってほしい。
EPSON PM-G720
プリンタを買いに行った。バイトをクビになったので、金のあるうちに買っておきたかった。
いつのまにか、エプソンはカラープリンタ王者から引きずりおろされていた。インクジェットプリンタではキャノンがトップで、エプソンは複合機でトップである。
複合機もかなり低価格モデルが出ていて、ちょっと目移りしたが、現状では不要なのでプリンタ単体に絞った。
一応買うモデルは決まっている。タイトルの機種だ。新年度で価格改定が入り、かなり安くなっていたのはラッキーだった。ソフマップで買ったが、値札の説明に間違いがあって、USBケーブルをおまけしてくれた。なんと、12500円である。
プリンタも安くなったものだ。私の知っている時代は、6色インクなら優に5万は超えていた。今では各色がセパレートのカートリッジになっていて、色別で交換できる。
初期不良もなく、快調に動いている。写真プリントもきれいだ。ずっと悩まされていたインク漏れ、例えば用紙設定を間違えたときなどに紙のないところにインクを吹いて中が汚れるというようなものだが、ドライバ側でチェックする設定があった。これは実に助かる。
プリンタは、たぶん今後は複合機中心、とくにデジカメのダイレクトプリントあたりの需要が増えていくのだろう。ちょっと前までブラザーのドットインパクトプリンタを使っていた環境が懐かしい。うるさかったなあ。
アルファロメオ

フェラーリより、アルファロメオのほうがイタリアを代表する車だと、個人的には思っている。華美なフェラーリより、流麗なアルファロメオが好みである。
現在のラインナップは、147、156、166を中心に、GTV、スパイダー、スポーツワゴンやGTVなど、決して車種は多くないが、どれもパンチの効いたモデルである。ただし、アルファロメオも業績は思わしくなく、166は年内で生産停止である。つまり、イタリアのメーカーは上級セダンから撤退することになるのだろう。
だが、悲観的な話ばかりではないのはアルファロメオが元気な証拠だ。156の後継、159が夏に発売される。より挑戦的なフェイスグリルで、より強力なパワートレーンを搭載してやってくる。
これに合わせて、スポーツクーペモデルのGTも年内にブレラという名前で登場する。もちろん、両方ともジウジアーロである。ピニンファリーナにはない肉肉しさを纏って、やがて日本の街を駆け抜ける日がやってくる。
たけし・志村史上最強の爆笑スペシャル
問題点が二つある。まずネタが古過ぎる。あの頃を懐かしむ懐古的コントならやるだけムダ。もう一つ、コントがどうしてもドリフベースになるので、たけしは志村のつっこみにならざるを得ない。そうなれば、コントでのたけしの存在意義はなきに等しい。
コントは志村のフィールド。たけしは言わばアウェイである。コントに組み入れるなら、たけしを中軸にして志村が絡むというスタンスでないといけない。
つまり、この番組は共演させてはいけないお笑いの神二人を共演させてしまった。
太陽は二つもいらない。私に言わせれば史上最悪であった。
リアルボトムズ
ネットサーフ中に見つけた記事である。
http://cbn.cocolog-nifty.com/news/2005/04/post.html
ともあれ、見て頂きたい。実に自然な写真である。今にもキリコがそこを横切ってコクピットに入り込みそうな、そんな感じさえ抱く。”ターンピックが甘いな”というセリフも聞こえてきそうだ。
もちろん、マッスルシリンダーもポリマーリンゲル液もないが、今にも動き出しそうである。
ボトムズがリアルロボットアニメの雄と呼ばれる理由は、この写真を見れば一目瞭然である。北朝鮮に「アメリカの新兵器だ」と言っても誰一人疑わないだろう。
死ぬまでに乗用モデルを拝みたいものだ。
ナイロン100℃ 23rd SESSION フローズン・ビーチ
ヒッチコックライクなオープニングで幕は開けた。
5月のシティボーイズ公演で犬山犬子が客演をしていて、エンディングでこんな芝居をやると宣伝されていたので、観に行った。実は、それだけが理由ではない。
松永玲子という女優がいる。「松尾貴史の人格懐疑室」という芝居をテレビで観た時、やたら声の艶っぽい、おまけに身体もちょっと色っぽい女優が出ていた。それが松永玲子だった。それ以来、なんとなく気になっていたが、しつこく後を追うことはなかった。
フローズンビーチのチラシに、その松永玲子の名前があった。ん、これは観に行くか。というわけである。
お笑いでない舞台を観るのは実はこれが初めてである。というより、観劇そのものの回数もまだ浅い。近鉄小劇場は文字通り小さな劇場で、男が二人隣り合おうものなら肘の置き場は全くない。舞台中央、比較的前よりでなかなか好位置での観劇である。
フローズンビーチは、女優だけ4人の芝居である。しかも、今回は再演らしい。演者にとってはやり慣れた芝居なのであろう。
松永玲子は姉妹の役を二役、アクの強い役である。しかも、いきなり下着姿が拝めてしまった。おおっ、という感じである。主役の女の子がかわいいなあと「ドレミファ娘の血は騒ぐ」を観に行ったときの胸騒ぎに近いものがあった。終盤にはなんとなんと、水着姿までご披露である。やはりというか、めちゃめちゃグラマーである。ご自身のウェブサイトで”脱衣女優”と形容されていたが、まさにその通りである。
難解なダイアローグもなく、プロットも素直で非常に観やすい芝居であった。もちろん、他の女優陣も個性的で素晴らしい舞台だった。
残念ながら、これ以降ナイロン100℃の全体公演や松永玲子客演の芝居を観るには至っていないが、私のプロフィールの欄に好きな舞台女優の項目が増えたのは言うまでもない。
Aug.2,2002 大阪・近鉄小劇場