みかつう、人間ドックを受ける

毎年の会社の健康診断が、なぜか今年は人間ドックだった。
まあ、50も越えたし、いつかは受けたいと思っていたのだが、なんか今一つ踏ん切りがつかない。
そう、胃カメラだ。あれさえなければいつでも受けるのに。
と思っていたら、胃カメラじゃなくてX線撮影だった。ああ、よかった。
しかし、それはそれであの悪名高きバリウムを飲まなければいけないのだ。
もちろん今まで飲んだことはないし、X線撮影も初めてだ。
知ってる人に聞くと、装置でぐるんぐるん回されるらしい。R360は苦手だった。
いざ当日。たぶん人生で初めての朝食抜き。水分もなし。これはきつい。夏場だったらたぶんダメだ。
X線撮影は検査の最後にやってきた。
装置に立たされ、しゅわしゅわの粉を飲まされる。
私はげっぷがあまり出ない体質なのだが、このしゅわしゅわはちょっと危なかった。
そしてバリウム。思っていたより量は少ない。一口飲めと指令が出る。
この飲んでいるところからもう撮影しているようだ。
朝から何も飲み食いしていないので、喉を通りにくい。
ぐるんぐるん回されるのかと思ったら、ほぼほぼ自力で回る羽目になった。
一応装置も動くが、ほとんど自分で動いている方が多い。
仕切りの向こうからどんどん指令が出る。右回りで回れだの、左腰を前へ出せだの、矢継ぎ早に指令が飛んでくる。
体育で教師の笛に合わせていろんな動きをさせられるあれだ。
終わるころには息が上がるくらいだった。
下剤の入った水のうまいことうまいこと。
最後の問診、当日わかる範囲では特に問題はないそうだ。
「(歳の割には)立派ですね」とほめられちったい。
おとん、おかん、ありがとう。

みかつう

ツイッターは@crescentwroksだよん