昨日の晩ごはん

記憶力の話をするとき、よく引き合いに出されるのが「昨日の晩ごはん何食べた?」という質問だ。
私は常々疑問に思うのだが、昨日の晩ごはんを憶えていたところで、人生何の役にたつだろうか。
人間の記憶力は無限ではない。ハードディスクのようにその容量には限界がある。
昨日の晩ごはんのメニューなどといった短期記憶を残していると、そのせいで憶えていなければならない大事な記憶が消えてしまうかもしれない。
どうでもいい記憶はさっさと消して、大事な記憶を守った方がいいと思うのだが。
ちなみに私は、さっき食べた晩ごはんも怪しい。記憶も胃液で消化されたようだ。