台風が季節を運ぶ

今日の京都は台風一過とはいかないがさわやかな一日となった。
夜ともなるとすっかり冷え込んで肌寒いを通り越して寒い。
思えば先週の今頃は、同じ台風一過で真夏日がよみがえっていたものだ。
同じ台風でも通り過ぎるコースによって全く違う気候になるのである。
先週の24号は、日本海側を通り過ぎて行った。
日本の北側を通る台風は、台風に向かって吹き込む風が南風となり、暖かい空気を運んでくる。
逆に今日の26号のような日本の南側を通る台風は、吹き込む風が北風となり、大陸の乾いた北風を運んで涼しくなる。
台風は季節を運んでくれるのだが、同時に災害も運んでくるので少々厄介だ。

台風26号首都圏直撃へ


今年は台風の当たり年だ。
このままいけば、年間30個の大台に乗ることはほぼ間違いない。
一年に台風が30個以上発生することはそうそうない。ちゃんと調べてないが、二十年三十年に一度くらいではないだろうか。
26号も、嵐山の渡月橋を沈下寸前にまで追い込んだときの台風のルートに似ている。
近畿は夜半に最接近、首都圏は明日の朝に直撃だ。
既に東海関東の太平洋岸では猛烈な雨が降り続いている。
今後も強い雨が降り続き、台風の接近に伴って風も強くなるだろう。
厳重に警戒していただきたい。

二か月ぶりの散歩

今日は仕事が午前中で終わったので、パン屋もトレカショップも天満市場もすっ飛ばして真っ直ぐ帰った。
もちろん、昼から虫撮り散歩に出かけるためだ。
盆休み以来、二か月ぶりとなる。
しかしこの二か月のロスは、もう虫シーズンを棒に振ったも同然だ。
一番おいしい秋の二か月がすっからかんである。
まあ仕方ない。稼いだ金で、趣味のインフラ整備にいそしむしかない。
案の定、トンボもチョウもすっかりいない。
元気なのはカマキリだけだ。
二か月ぶりの散歩
食事中だったので、通りかかるなりこっちを睨み付けた。立ち去るまでずーっとだ。
「ワレ何見とんじゃボケ」とでも言いたげな目線である。
カマが落ちていたのでオスメスの共食いかと思ったが、よく見ると食われているのはハラビロカマキリだ。ハリガネムシも写っている。
いつものコースを歩いたが、虫よりも観光客のほうが圧倒的に多い。
日差しはやや強いが汗が滴ることはもうない。
果たして、この秋にまた出かけられることはできるのだろうか。
とりあえず今月一杯は休みなしだ。
二か月ぶりの散歩