今年は遅い開幕となった。毎年コストダウンの名目でレギュレーションが変更されるが、今年のキーワードはKERS(カーズあるいはカース)だ。
KERSとは、運動エネルギー回生システムのことで、ハイブリッド車に使われている回生ブレーキと理屈は同じだ。
導入するかどうかは自由だが、パワーアップボタンのように加速が欲しいときには使えるアイテムだ。
毎年毎年コストダウンの名目でレギュレーションがころころころころ変わるが、結局それに合わせて新しいものを開発しなければならず、トータルではコストアップになっているということを、FIAのバカはまだ気付かない。死んでしまえ。
今年は予備知識全くなしで見たので、わからないことだらけだ。次に耳に飛び込んできたのはブラウングランプリ。なんじゃそりゃと思ったが、ホンダをロス・ブラウンが継承したチームだった。
オーストラリアGPは、そのブラウングランプリが初参戦で1-2フィニッシュという偉業を成し遂げた。トヨタも表彰台だ。
自動車業界を直撃した大不況は、F1にも大きな影響を与えた。止まない雨はないので、また昔のように賑やかにはなると思うが、いかんせんFIAの軌道修正は更なる改悪へ向かっている。