宇宙開発が難しいのは、ビジネスモデルとしての成功が極めて難しいからだ。
国家予算単位の莫大な資金が必要だし、それを回収するには相当な覚悟が要る。
そんな中、火星の生命探査に絞った探査機が、昨日着陸に成功した。
”好奇心”と名づけられたその探査機は、着陸直後から早速画像を送ってきた。
近年、各国が火星探査に挑戦したが軒並み失敗、しかしさすがはNASA、これまでの実績が見事に功を奏した。
生命体の探索がビジネスモデルになりうるかどうかはわからないが、その名に恥じぬよう、存分に火星を走り回って欲しい。
さて、火星人はどこかな。
http://www.nasa.gov/mission_pages/msl/multimedia/PIA15691.html
タグ: NASA
venus transit
今年二回目の天体イベントである、金星の日面経過が6日の朝から昼にかけて起こった。
前回の金環日食と比べると、あまり満足度が足りないという人も多いと思う。
この現象はもうプロやアマチュア天文家の領域であって、ちゃんとした機材がないと面白くない。
日食グラスで見たところで、そういえばなんか点みたいなものが見えるなあという感じだったと思う。
そこで、プロの観測をご覧いただこう。
http://venustransit.gsfc.nasa.gov/
http://hinode.nao.ac.jp/news/120606VenusTransit/
非力なPCは少々辛いが、太陽の上に点が動くようなチャチなものではなく、太陽の前を金星が通過するというのはこういうことだと言わんばかりの迫力ある映像になっている。
もちろん、実際に直接その目で観測することはいいことだ。
天文に少しでも興味を持って、何もない日でも星空を見上げてもらえれば嬉しい限りだ。
地味だが凄い宇宙生物学上の発見
まあ、宇宙人とか、地球外生命体の直接的な発見でないことはわかっていた。もしそんなことなら緊急安保理ものだ。
NASAが気を持たせて発表したのは、地球上でこれまでの生物の仕組みからかけ離れたものを持つ微生物が発見されたというものだ。
学問上のことはわからないが、もし地球外生命体がいたとして、それは地球の生命体の仕組みの延長上にあると思われてきた。
それが、今回の発見により、全く想像できないような環境下でも、生命体が生存する可能性があるということなのだ。
ということは、我々が知り得てないところで、既にそういう生命体が存在しているかもしれない。
それは、月の石の下にいたり、太陽の紅蓮の炎の中にいたり、もしかしたら人工衛星にくっついていたりするかもしれない。
さて、面白くなってきたぞ。