2007年以来久々の写真観測である。
前回は5カットも撮れたので相性はいい。
しかも今年は月もないし天気もいい。最高の条件だ。
だがしかし、この寒さはやはり耐え難い。
京都の寒さは足から来るというが、ほんとにそうなのだ。もう足元からキンキン来る。
午前二時、遂に限界を迎えて手応えなしに観測終了。
今度からはヒートテック的な装備が必要だ。地元の寒さをなめてた。
HRは10前後、今年は見逃したほうが多かったような気がする。
輻射点が早々に高くなると、全天に向けて流れるのでどうしても見逃しがちだ。
いろいろと反省しながら写真を精査していると、なんと2枚も写っていた。
1枚はほとんどノイズみたいな感じだが、もう1枚は薄っすらだがちゃんと写っていた。
これでなんとか面目躍如だ。
タグ: 流星群
準備万端
最高を10とするともう9.5くらいの感じなので、ふたご座流星群の写真観測に臨みたい。
寒いことを除けば最高の条件だ。月明かりは終日ないし、ちょうど高気圧圏内で雲もない。
極大時刻が14日の午前8時なので、なんとか明け方までバッテリーの続く限り撮影したい。
ご覧になるみなさんは、防寒対策だけは万全にしていただきたい。
外へ出て最低15分空を眺めれば一つくらいはなんとかなるだろう。
無事撮影できた際には、明日の記事でご紹介できると思うが、こればっかりは運なので撮れなかったときはご容赦いただきたい。
寒いなあ。
ふたご座流星群どうしよう
どうも冬場の観測は気が引ける。おまけに寒気も来そうだし。
デジカメ潰してもなんなので、今回は見送るか。雨降れ、曇れ。逆てるてるぼうず出したろ。
ピークは14日の14時なので、観測する方は13日夜から14日明け方か、14日の夕暮れ以降がいい。
新月近いので条件は最良だ。都市部でも時間2、30は見られると思う。
くれぐれも寒さ対策は万全に。
Orionids 2009
テレビで言っている一時間に40個とか50個とかいう数字は、星のよく見えるところで全天計測した最大値であって、都市部では半分以下と考えたほうがいい。
それと、明け方になるほど観測数が増えるというのは、流れる星の数が多くなるのではなくて、輻射点高度が上がることにより見える数が増えるのであって、よほどの突発群でない限り同じように流れている。
つまり、輻射点高度が低いときは、流れている星の半分は地平線の下なのだ。
今回も、がっかりした人は多いと思う。ただ、他にもっとよく見える流星群もあるわけで、そっちのほうがオススメだ。
さて、今年は観測条件が最高なので二年ぶりに赴いたわけだが、季節外れの黄砂にも悩まされ、結局辛うじて1枚だけ撮影できた。あまりお見せできるようなものではないので、横のメニューの画像掲示板で見ていただきたい。
今回、検索で来られた方も多いので、ちょっと参考になるようなことを書いておこう。
まず、私の使っているカメラは、キャノンのPowerShotA540。マニュアル撮影モードで、ISO800、絞り開放、シャッタースピードは15秒。カスタムセルフタイマーで、10枚連続撮るように設定してある。これ結構便利だ。
セルフタイマーは、シャッターを押すときのブレを防止できるので推奨する。
三脚は必須だ。水準器がついているような高価なものはいらない。カメラが安定すればいい。あとは、防寒具(多めに)、暖かい飲み物、小腹が空いた時のお菓子、冬場ならカイロ、カイロは自分に使うだけでなく、カメラの保温にも使用する。
冬場はバッテリーの減りが早いので、予備は常にポケットの中で暖め、雲が出てきて撮影を休止する場合は、取り出して暖めておく。
A540は、単三型ニッケル水素電池を2本使う。一応、うちには全部で8本あるので、これだけあれば冬場でも夜通しいける。
さて、カメラをどこに向けるかだが、もちろんどこに流れるかわからないので、輻射点付近にとりあえず置いてみよう。
輻射点付近では、流れる数は多くなるが、流星の軌跡が短い。輻射点から離れると、大きな流星が見られるが、今度は数が減る。これだけは運だ。
流星群は冬場に多いので、防寒対策はオーバーなくらいにやってほしい。寒風吹きすさぶ中、4時間5時間も外に居るわけだから(みなさんは小一時間くらいで)、油断すると間違いなく風邪をひく。
今回、マスクが暖かいことに気付いた。カバンの中にたまたまあったのだが、顔が温かくなって助かった。傍から見れば怪しさ満点だ。
あと、これは実際にあったことだが、お巡りさんに職質されることがある。その場合、臆することなくちゃんと説明しよう。
オリオン座流星群で満足できなかった人は、11月のしし座、12月のふたご座と、まだまだいい条件で観測できる流星群があるので、そちらをぜひご覧いただきたい。
21日はオリオン座流星群
近年活発に見えている流星群の一つが、21日夜に極大を迎える。
太陽系に回帰している彗星が通るときに残していったゴミが、地球の公転軌道と接触するときに起こるのが流星群である。
このオリオン座流星群は、その母天体があのハレー彗星で、なんと2000年以上前に残していったゴミ(ダストトレイル)が地球の公転軌道と接触しているらしく、それが近年の活発さの要因だそうだ。
今年の条件は最高で、天気さえよければ一晩中どこでも見られる。
もちろんデジカメ撮影を予定しているので、画像が撮れたらご紹介したい。
ふたご座流星群
しぐれがちの天気だったのでどうかと思ったが、日付が変わる頃には雲量0になるほどよくなった。月もとっくに沈み、絶好の観測条件である。ただ、寒い。
寒さ対策で、貼るタイプのカイロをカメラ本体に貼り付けた。そのせいかどうかはわからないが、バッテリー1セット3時間くらいもった。
撮影開始一時間で既に一枚撮れた。なんとラッキーな。
輻射点が天頂にあるので正確なHR値は測れないが、見える範囲だけでも20近くあったように思う。
天候にも恵まれ、運にも恵まれ、今回は5カット撮れた。寒さに耐えた甲斐もあったというものだ。
機種,Canon PowerShot A540
日時,2007/12/15 0:23:49
露出時間(秒),15.0
F値,2.60
撮影日時,2007/12/15 0:23:49
オリジナル(1600x1200)からトリミング
オリオン座流星群
1時過ぎには薄雲も晴れて月も傾き、条件は最高である。
しかし寒い。ここ数日スーツでしか外出しなかったので、私服で温度調整ができなかった。これなら冬装備が必要だ。
こう冷えるとバッテリーの持ちが心配だ。使い切って新しいのを入れても、すぐ交換のサインが出る。まあ、バッテリーが古いせいもあるが、1セット2時間くらいと思っておいたほうがいいだろう。
北極星付近に流れるものが多く、輻射点が正中してからは顕著になった。一つ流れると、その付近にまた流れるというのも多かった。
カメラを向けた方向にかなり流れたが、シャッターとのタイミングが合わずに逃す。こればかりは運だ。
撮影総数300枚、眼視で20ほど観測できたが、1枚撮影に成功した。
あまりらしい写真でなくて申し訳ないが、流星撮影だけは技術も経験も意味がない。必要なのは運だけだ。
機種,Canon PowerShot A540
露出時間(秒),15.0
F値,2.60
撮影日時,2007/10/22 1:15:34
シャッタースピード(秒),14.99
オリジナル(1600x1200)からトリミング