ひっそりと最終回だ。
しかし最終回が一番面白かったような気がする。
素人がコントに出るのを嫌っていた私だが、一本目はそれがハマっていた。
アニキのバビューンメットも意表をつく展開で面白かった。
そしてゾルゲ&ガッパーナの続編だ。
一番コントらしい作品が揃ったような気がする。
だが正直なところ、笑いのパワーダウンは否めない。
インタビューで本人も言っていたようだが、コストパフォーマンスの低さは如何ともしがたい。
この5本の予算でごっつのコントをやったら、2、3年分はできるんじゃないだろうか。
それでいて笑いはトントンだからやってられないのもわかる。
続編の期待もありそうだが、正直、絶対に見たいと思うものではない。
いっそのこと、ごっつのコントをそのままやってみたらどうだろう。それは見たい。
まあ、そんな視聴者に迎合することなく、松本人志にはお笑いを追及し続けてほしいものだ。
タグ: 松本人志
MHKその2
ネットなんかでチラッと事前情報が漏れ、戦隊もののコントがあるとは聞いていた。
戦隊ものと聞いて思い浮かぶのは何を置いてもゴレンジャイだろう。あれはごっつの中でも屈指の名コントだ。
また随分ハードルを上げてきたものだが、どういう仕上がりになったのだろうか。
まあ、ゴレンジャイほどインパクトはないものの、それなりにかなり面白く仕上げてきた。
ただ、松っちゃんと各メンバーの絡みが中心ではないのが残念だった。
ごっつコントの面白みの一つに、松本対メンバーの駆け引きがある。
松本対誰か、または全員との絡みで、笑いが昇華していく過程が既に大爆笑コントに仕上がっているのだ。
そういうのが見たい。
他の二つもそれなりには面白かった。
もしかすると、ごっつ的なコントの作り方を避けているような感じがする。
しかしやり方はどうあれ、もっと面白いものを作ってもらえればそれでいい。
だんだん面白くなってきたので、次回に期待だ。
松本人志のコントMHKレギュラー化
といっても月イチでたった5回とは。まあないよりマシか。
しかし、あってもなくてもいいような番組にはしてほしくない。
ごっつの呪縛に囚われているのは、私だけではないはずだ。
松本人志がコントを撮るとなれば、どうしてもごっつを期待してしまう。そして、評価の基準はごっつより面白いか、否か、ということになる。
で、今回はどうかというと、
ごっつより劣ることは確かだ。
一発目の長コントは、相手が浜ちゃんだけにそれなりには面白かった。
ただ私としては、コントに関係のない人(笑わそうとしてない普通の芝居をしている人)が出てきただけで冷めてしまう。
ごっつのときは、出演者全員が笑わしにかかっていた。それはもう殺伐として、危機感すら覚えるほどだった。
しかし、その危うい狂気さが絶妙なバランスで笑いに変わっていたのだ。
三河安城も、狙い過ぎ感が出ていて面白くなかった。
もしかして、あれだけのキャストを出しておいて犯人は着ぐるみかい、というオチなのだろうか。
三河安城でなく、西中島南方だったらちょっとは救われたかもしれない。
ということで、影絵のメイが一番面白かったのは何かの皮肉だろうか。あれが一番ラジカルで面白かった。
月一回の放送、次は撮り忘れしないか心配だ。
松本人志のコント MHK
あんまり期待はしていなかった。ごっつの終盤で、コントのプロットがだらだらし始め、締まりがなくなってテンポが落ちた。そしてそのままごっつは終わった。
たぶんそのまま変わってないんだろうなと思っていたら、その通りだった。
時間の短いコントを打ってくると思ったが、30分経って2本。セットに予算をかけるなら、もっと繰ってほしかった。
映画を撮ってからそれは顕著になったが、どうもコントの映像化ということに固執しすぎているような気がする。
「大日本人」は完全に劇場用ショートコントだったし、ごっつの終盤や、この番組もそうだ。
私は、コントは舞台ベースが基本で、それを脱すると演者と観客、テレビと視聴者の立ち位置が狂って、笑いに影響するんじゃないかと思うのだ。
小道具に凝るなどは愚の骨頂で、笑い以外の余計な要素は極力省くべきだ。
もしかすると、そんな旧態依然としたコントの枠からはみだそうとしているのかもしれないが、それには違う目線、異なる着地点へ行く必要があるのではないだろうか。
「何か面白いことをやってる」というのを客観的に見せるのがコントであり、まっちゃんのやり方は、見てるこっちを視覚的に引きずり込もうとする。それでは、こっちは笑えないのだ。
ごっつはごっつ。今のまっちゃんに昔のごっつを求めてもしょうがない。昔のビデオでもHDDに上げるか。
お口直しに
剣の道
アップロード者 Kobukuro. – プロ、大学やクラッシック戦などのスポーツ動画をもっと見る。