めい帰る

半年前、出戻りの妹が一緒に連れてきた一番下の姪が、男親の元へ戻っていった。
やはり兄妹三人一緒に暮らすのはベストだし、ここにいても事情で保育園には行けない。何より男親が裁判してでも引き取るっていうんだから、それならそのほうがいい。
同じ京都市内に住んでいるし、その気になればいつでも会える。
これで私も、責任の伴わない子育てから開放され、ブログの取材も再開できるのだ。
とはいえ、これを書いている私の瞳は涙で溢れるまではいかないがうるうるしている。
半年いれば情も移るし、あっさり車に乗っていって全然泣かなかったのも逆にこっちが泣ける。
たぶんまたここへ戻ってこれると思っているのだろう。
盆と正月くらいはまた遊びにくりゃいい。それくらいで充分だ。
静かになった家の中、慣れるまで寂しいなあ。

子育てみたいなこと

今のところ結婚の予定もないし、当然子供ができる予定もない。
しかし、姪と同居している以上、父親みたいな真似事はしている。
こないだ、スーパーへ買い物に連れて行った。
カートを押すと言うが、任せると遊びながら押すので注意するのだが全く聞かない。
そのうち、アイスクリームを買ってくれとだだをこね始めた。それまでの態度が気に食わなかったので買わないことにした。
すると泣き喚き、売場から離れようとしない。
母親が甘いので、泣くと買ってもらえると思っていることは知っている。
だから頑として買わなかった。
「おっちゃんはママと違うで。泣いても喚いても絶対買わへんからな」
スーパー中に鳴き声が響き渡る。私は人目を全く気にしない性質なので、しばらく放っておく。
だいぶかかったが、ようやく落ち着いた。こっちを睨みつけるようにして後を付いて来る。
まあたぶん、自分の子供でも同じ事をするだろう。
姪は自分の子供ではないが、そうそう無責任なこともできない。
子育てみたいなことをやりながら、私もちょっとくらいは大人になればと思う。

めい散歩:貨物列車

110705
女の子なのに電車が好きだ。
新幹線でも特急でも私鉄でもなんでもいい。
しかし、なぜか一番好きなのは貨物列車だ。新幹線の倍のテンションである。
貨物列車というより、どうもコンテナに興味があるようで、コンテナ積みのトラックにもテンションが上がる。
ヘンなやつ。