シオカラトンボに非ず

ooshiokara2011
よく見かけるこの薄紫色のトンボ、おそらくほとんどの人がシオカラトンボと答えるはずだ。
しかしこれは、オオシオカラトンボという、少し違う種類なのだ。翅の根元が胴体と同じ色をしているのがその証拠である。
ひいては、京都市内でよく見かけられるこの色のトンボは、実はほとんどがオオシオカラトンボなのである。
というのも、私は一度もシオカラトンボのオスを見かけたことがないのだ。
こりゃいかん。

間違いなくオジロサナエ

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Stylogomphus suzukii
観察:南禅寺周辺
Jul.12,2011

今度は間違いなくオジロサナエだが、こんなに小さかったっけ。
4cmほどとかなり小さい。ということは、こないだのが違っていたのか。
尾が白いのと、側面にY字の黒条が確認できる。
こないだのはなんだろう。もっぺん調べてみるか。
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オジロサナエ(たぶん)

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Stylogomphus suzukii
観察:蹴上インクライン
Jul.4,2011

近づいても逃げないと思ったら羽化したてだった。
自信はないが、ヤゴの形と背中の模様と羽化時期で恐らくオジロサナエと。胸が撮れれば一発なのだが。
この同定に30分ほど。トンボは難しい。
それにしても、延びきった翅の美しいこと。この昆虫の美しさにしばしば感嘆する。