猛暑続く

京都は連日の38度超えだ。
初手からこれだけ暑い夏はそうそうない。
フライング気味にやってきた夏だが、あまりの暑さにセミさえ羽化をためらっているようだ。
なんでも、今年は太平洋高気圧に加えて大陸の高気圧もやってきているようで、天気図的には、普段なら日本の南海上にある高気圧が、日本上空にどっかりと居座っている。
これがしばらく退きそうにない。
この暑さは当分(数週間)続くと思われるので、体調管理は万全にしていただきたい。
というか、昼間は外出しないほうが賢明だ。
この時期は室内でもこまめな水分補給を。
熱中症は充分死に至る病である。

平成30年7月豪雨

まさかこれほどの災害になろうとは、とこの私も思っていた。
11府県に及ぶ大雨特別警報の発令、200人を超える犠牲者、まさに平成最後にして(最後にしたいが)最大の豪雨災害になった。
京都も襲われたが、一つの原因として線状降水帯があげられる。
台風7号から変わった低気圧がオホーツク近海でブロックされ、次第に梅雨前線が南下し、引き連れてきた暖気流が次々と西日本を中心に流れ込んだ。
各地で時間雨量100ミリ超え、24時間雨量が500ミリを超えたところや、総雨量が1000ミリを遥かに超えたところもあった。
これは想像を絶する雨量だ。
京都のあの三日間で降った量が、あちこちで僅か一日のうちに降ったのだ。
特に岡山、広島、愛媛の被害が甚大で、いまだに5000人以上の人々が避難生活を余儀なくされている。
ライフラインの復旧もままならず、皮肉なことにあれだけの水害で不足しているのは水なのだ。
雨は止み、梅雨は明け、被災地には容赦ない夏の日差しが降り注いでいる。
自治体や国の支援はこれからが正念場だ。

そして梅雨明け

梅雨明けが早いと台風が多いというジンクスがある。
それだけ太平洋高気圧の勢力が大きいので、台風も発達しやすいというわけだ。
しかし今年はもう再来年の分まで雨が降った地域もあるだろう。
ただの雨だが甚大な被害をもたらした。
ただの雨でも軽く見てはいけない。
所詮、人間は自然には勝てないのだ。
対岸の火事気分のそこのあなた、次はそちらの番だ。

雨やばし

毎年梅雨の末期になると日本のどこかを集中豪雨が襲う。
今年は京都の番のようだ。
今日未明に降り始めた雨は、20:00現在までに127.0ミリ。
南寄りの強い風が常に流れ込み、次々と雨雲を呼び込む。
線状降水帯というやつに捉まったようだ。

鴨川を十条通付近から撮影した映像。
河川敷は両岸とも水没、長さ3、4メートルはあろうかという丸太がひっきりなしに流れてくる。
雨はまだ数日降り続くという予想で、今日一日でこの有様なので、どんな災害が起こるかわからない。
くれぐれも注意していただきたい。