正直言うと

私はやはり阪神大震災のほうが強烈に印象に残っている。
それは実際にあの揺れを体験したのと、瓦礫に埋もれた神戸の街をこの目で見たからだ。
そういう点では、東日本大震災は私の心からは遠い。
まだ東京より向こう側には行ったことがないので、近いうちに一度行ってみたい。
北海道まで新幹線が通る時代になった。
東北もすぐそこだろう。

4年目

私の周りは、いつもと変わらない日常が流れている。
私にとって被災地は遠い。
そして4年の時が流れた。
もしかすると、我々は次の震災に備える必要があるのかもしれない。
日本は地震でできた国だ。
もし、毎年のように大きな地震が起これば、原発もできなかったかもしれない。
私は推進派でも反対派でもないが、この国にふさわしいのは原発ではないと確信している。
ナマズの顔色を窺って、原発を再稼働するにはあまりにも稚拙だ。
しかし、安定した電力の供給もこの国には必要だ。
恐らく永遠に答えは出ない。
答えが出るころには、この国は跡形もなく消えているかもしれない。
今日くらいはそんなことを考えてもいいだろう。
さあ、また明日がやってくる。

三年

阪神のとき、生きてるうちにもうこんな大きな災害はないだろうと思った。
しかし、わすか十数年でそれを遥かに凌駕する震災が起こった。
恐らく、私が生きているうちに、もう一度大きな災害が起こるだろう。
そのときに、いかに日本人が生き延びるか。いかにこの国が生き残るか。
そのためには何をすればいいのか。何ができるのか。
せめて今日という日は、じっくりと考えてみようではないか。
歌でも聴きながら。

花は咲く(オリジナルフルバージョン) from FOSTERFREES on Vimeo.

2012/1/17

あの大震災が霞むほどの大災害を、まさか生きているうちに二度味わうとは思わなかった。
比べるものではないが、阪神淡路大震災が地獄なら、東日本大震災はもう形容する言葉がない。
しかし前の震災で、人々はいろんなことを学び、それが今回の大震災に活かされたと私は思う。
地震と津波は、日本人が常に直面している災害だ。それを一時たりとも忘れることなく、恐らく近いうちにやってくるであろう、次の大震災に備えなければならない。
いくら時間が経とうとも、今日という日は忘れてはならない。