長いような短いような。
しかしあのとき見た光景は昨日のことのように思い出せる。
もうあとは死ぬまで何も起こらんといてくれ。
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二十年目
もう二十年、まだ二十年。
被災した側にとっては、経過した時間などどうでもいいことだ。
日本は地震国である。地理学上でも地震でできたような国だ。
そんな小さな揺れる島国で、無数の原発が建つ矛盾。
二十年前、これ以上の地震は起きないと思ったが、それを遥かに超える地震は起きた。
また今後も起きる。
そんな国で一体何ができるのか。
せめてこの日だけでも考えよう。
あれから18年
あの日の出来事を笑顔で話せる日は来るのだろうか。
いや、たぶんそんな日は永遠に来ないだろう。
12時間前まで働いていた仕事場は傾き、目に見える建物はその全てが破壊されていた。
遊びに行っていた友人宅から戻る際に、電車の車窓から見えたあの光景は忘れられない。
誰もがこんな震災は一生に一度だと思っていたが、それも甘い考えだった。
この国は地震とともにあるということを、改めて認識すべきである。
原発直下に断層があるとかないとか、そんなちんけなレベルで議論している場合ではない。
日本列島そのものが大きな断層の上にあるといっても過言ではないのだ。
二度あることは、と言いたくないが、必ず近い将来、もう一度大きな地震がやってくるだろう。
そのときを耐え抜くために、神戸や東北の教訓を活かさなければならない。