「男たちの挽歌」をリマスターしたやつちょっと顔貸せや

もし私がジョン・ウーなら、間違いなくそいつを訴えるだろう。
昨日、CSで放送された「男たちの挽歌」、不要な部分をカットしてDVDに焼く前に、例のシーンをちょっと見てみた。
例のシーンとは、私を含め、全世界のガンアクションに影響を与えたベレッタ2丁拳銃のシーンだ。
たぶん何回も見ると思うので、直前にチャプターを打って、そのシーンを待った。
引き戸がすーっと開いて、チョウ・ユンファの顔が見える。
私はこのシーンをもう何百回も見ているので、その違いはすぐにわかった。
銃声が全然違うのだ。
パンパンと軽い銃声が響き渡り、迫力もクソもない。
なんじゃこりゃ。
例えば、マイケル・マンは銃の口径別にきっちり効果音を替えるなどして、リアルな演出をすることがある。
もしそういう変更だとしても、この作品には必要のないことだ。
いくらリアル派の演出をもってしても、ここは迫力重視でないといけない。
私は、ただ単にオリジナルと違うことに怒っているのではない。リマスターすることによって、演出が全く変わっていることに対して怒っているのだ。
このリマスターを施した奴は、勝手に銃声を変更し、演出に介入していることになる。
はっきり言うと、この行為は、製作者の許可なく作品に改変を加えているのだ。
こんなことが許されていいのだろうか。なんということだ。
なぜこうもオリジナルが軽視されるのだろう。
サラウンドとか、当時はなかった(あったかもしれんが)のならわざわざ対応しなくてもいいし、もしかするとこの作品だけでなく、他の映画でもこういう改悪が行われているかもしれない。
久しぶりにはらわたが煮えくり返る思いだ。大好きな作品だけに尚更である。
ほんまちょっと、担当者出て来い。顔貸せ。

買うならこっちで

男たちの挽歌がリメイクだと

ガンマニアで男たちの挽歌を知らないというのは、阪神ファンでバースを知らないようなもんだ。
今では当たり前のように見られる、オート二丁拳銃スタイルを全世界に知らしめ、ツッコミどころ満載のストーリーながら、ド派手なアクションに男臭い演出。香港ノワールの開祖的作品だ。
こんなビッグニュースが、データ放送の試写会案内で初めて知るとは、ここは情報過疎地か。
早速公式サイトにて予告編を観てみる。
ありゃ、なんか韓流ブームの中に流れてしまいそうな感じだぞ。こりゃだめだ。あ、香港かw
ジョン・ウーの名前はあるが、たぶん貸しただけだろう。監督もアクション畑の人じゃなく、普通の人らしい。
劇場行ったらたぶんおばちゃんばっかりだな。
男たちの挽歌がリメイクしてた、ということだけは憶えておこう。

いつ見てもすげえなあ

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