朝起きたらそんなことになっていた。
トンガの火山のニュースは知っていたが、その時点では津波の心配はないと聞いていた。
なんと、気象庁でも津波のメカニズムがわからないそうだ。
所詮、人間ごときに自然の驚異など推し量れるわけもないことがはっきりとわかる。
今のところ1m前後の津波しか来ていないが、もしかすると時間が経って大きいのが来るかもしれない。
受験生、大変やけどがんばれ。
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津波再び
四年越しの余震が東北に再び津波をもたらした。
そして気象庁は今回、重大な失態を犯した。
仙台港に1m以上の津波が到達したあとに、宮城県に津波警報を発令したのだ。
遅い。
できないのなら気象庁は全ての予知予報から撤退すべきだ。
最後に頼りになるのは個人の直感ということなのか。
危ないと思ったら、メディアの情報はあてにせず、自分の直感で判断することも必要である。
所詮は他人が発信する情報である。何が正しいかは自分で判断すべきである。
大きな被害がなくて何よりだ。
宮城県沖でM7.3
津波警報が出たのは確か震災以来、直近の余震を除いて初めてではないだろうか。
2時間で解除されたので大事には至らなかった。
まだまだあの震源域では大きな地震が起こっているということがこれで証明された。
住民のみなさんは、速やかな避難ができたのだろうか。
もう二度とあんな地震はごめんだが、それでも災害はやってくる。
そのときのために、最大限の備えをしておきたいものである。
それにしても、大事にならなくてよかった。
東北地方太平洋沖地震
東北太平洋側各地は津波で軒並み壊滅状態だ。
行ったことはないが、何度も聞いたことのある地名が次々と報道される。
津波の被害も心配だが、福島の原発がかなりやばいことになっている。
現時点では、福島第一原発1号機において、建屋が吹き飛ばされて原子炉格納容器がむき出しの状態になっているようだ。
今のところ最悪の事態は避けられているようで、現在全力で容器を冷却中だ。
日本の原子力行政は、見直しの転機にきた。
無秩序な安全神話を全面に出すのではなく、危険をしっかり理解した上で、どうやってその危険を回避し、安全につなげていくかを考えていかねばならないだろう。
原子力発電を廃止するのは、現状不可能に近い。二重三重、四重五重のフェイルセーフを備えた上で、確実な危機管理体制が必要だ。
一刻も早く要救助者の救出と、被災各地の復興を願って止まない。
三陸沖巨大地震M8.8
14時46分、その時刻私は、鴨川の河川敷を歩いていた。
すると、着地した足がふらついたような感覚に襲われた。二歩三歩と足を進めるが、何かぐらぐらと揺れているような感じがしたのだ。
辺りを見回したが、ベンチに座っている人も、他の歩いている人も別段変わった様子はない。近くにある幼稚園では、園児たちが楽しそうに遊んでいる。
気のせいにして帰宅すると、私を見るなり母が「地震あったんやて」とテレビを指した。
やはりあれは地震だったのだ。京都はゆっくりゆらゆらと揺れていたようだ。
着替えもそこそこに、テレビとPCをつけ、ツイートデックを起動させる。
NHKのアナウンサーのトーンが、明らかに異常だった。大津波警報が出ている。また三陸沖だ。
東京でもかなり揺れたらしい。新橋駅に人が溢れている。
やがて、陸地に押し寄せる凄まじい津波が映し出された。
車を船を飲み込んで、じわじわと陸地へ水が上がってくる。高架道路で車がうろうろしている。道の向こうは既に水没だ。
「はよ逃げろよ!」私は思わず声を上げた。
ツイッターのタイムラインには、次々と地震のツイートが流れている。電話もメールも輻輳しているのに、タイムラインは湯水のように流れている。
やがてツイッター上で情報交換が始まった。
被災状況や安否情報など、しかし中にはデマを流す不貞な輩も出てきた。情報の取捨選択は非常時こそ重要だ。
NHKが、陸地を遡ってくる津波を映し出した。地上のあらゆる物体を巻き込み、凄まじいスピードで迫ってくる。道路を走っている車よりも早く、中には巻き込まれた車もあった。
そのとき、地震のマグニチュードが発表された。日本で観測史上最大のM8.8だ。隣の解説者の驚嘆が聞こえた。地震のプロを絶句させる規模の地震だったのだ。
その後、津波は太平洋沿岸全域に拡大、大津波警報は四国にも及んだ。
現在も津波警報は継続中、東京は交通網寸断で大混乱になっている。
しかし、ツイッターがこれほど災害に有用なツールだとは思わなかった。もちろん、情報の確度などには気を配る必要があるが、例えば各自治体で災害用のアカウントを作成し、災害時に避難情報を流すなどすればいいのではないだろうか。
余震も津波もまだ余談を許さないので、関係各所は充分に警戒していただきたい。