大杉漣

大学の友人が仕事をご一緒したことがあって、そのときにめっちゃええ人としきりに語っていた。
ちょうど大杉さんが脚光を浴び始めた時期で、普通ならそんな時期は若干テングにでもなりそうなものだが、スタッフに実に優しく、周りにとても気を配るすごくいい人だと話していた。
下積みが長いので、そういった気遣いが自然と出るのだろう。
もちろん私はお会いしたことはないが、テレビからはそんな優しさがにじみ出ていた。
日本の映画界において、近年これほど大きな損失はない。
残念でならない。
お悔みは言いたくない。
私があの世から連れ戻してくる。