年に何十回と通っている場所だ。
私が巻き込まれていた可能性もゼロではない。
今回は意図的なものではなく、運転者が病気で意識を失っていたようだ。
報ステで古館が久しぶりにいいことを言った。
こういうときのためにこそ、自動車の自動運転技術を活かすべきではないかと。
今の技術なら運転者の状態を検知することなぞ造作もない。
目の開き具合を感知して、目を閉じていればエンジンをカットするとか、走行状態で運転者がハンドルから手を離した場合、ある一定以上の時間が経つと自動的に停止するとか、いろんな方法があると思う。
それほど多くの犠牲者は出なかったものの、全く無関係な人を巻き込んで死なせたのは事実である。
自動運転技術は、人間が楽をするのではなく、こういうときのために使うべきなのだ。
やっちゃえ。
タグ: 事故
祇園で暴走車、死者8名
桜の写真をあちこちで撮りまくった帰り道、家の方向の上空で消防ヘリがホバリングをしていた。
消防車のサイレンは聞こえなかったし、おかんが燃えてるわけはないなと帰宅すると、事故のニュースだ。
祇園で車が暴走して、多数の死傷者が出ていると。
大和大路と言えば、私もよく歩く場所だ。四条なら、今頃は花見の観光客で人通りも多いだろう。
運転手は暴走した挙句電柱に激突して死亡。他にも車にはねられた人が多数亡くなっている。
私がこれまでネットで調べた事故の状況はこうだ。
まず、大和大路四条の南で、当該車とタクシーが追突事故を起こした。
タクシーの運転手に追いかけられたのかは定かではないが、当該車はその後現場から逃走を図って北上する。
そして赤信号の四条通に差し掛かってもそのまま歩行者を跳ね飛ばして突っ切り、最終的にハンドル操作を誤って電柱に激突。当該車は大破、運転手は死亡した。
報道では当該車の運転手はてんかん発作の持病を持っていたというが、その発症は定かではない。
その証拠に、当該車がクラクションを鳴らして交差点を突っ切ったという情報もあるのだ。
もし発作を起こしていたとするなら、直線ではない大和大路をそのまま走行できるはずもなく、途中で建物にぶつかるかして停まるはずだ。
しかも、当該車は最後に、タクシーを避けて電柱にぶつかっている。
これは、最後まで意識はあったと考えても差し支えないだろう。
てんかん発作の有無はともかく、運転手はそのことを会社には隠していたようで、てんかん患者に対する風当たりが強くなることは避けられない。
推測だが、その最初の事故が発作が原因で、てんかんを隠していることがばれるのを恐れて逃げ出した結果、7人もの何の関係もない人々の命を奪ってしまった。
原因がなんであれ、誰もが悲しくいたたまれないことになったことだけは確かだ。
現場近くの白川沿いは、桜並木になっている。散り始めた桜吹雪が、せめてもの供養になればと思う。
チリ鉱山事故全員救出
何が一番びっくりしたって、あれからもう二ヶ月経っていたことだ。
事故が起こったのは8月頭。生存者がいることがわかって、彼らを救出するまでに二ヶ月以上かかると聞いた私は、絶対に無理だと思った。それからもう二ヶ月経ったのかよ。
しかし見事な救出作戦だった。狭い閉鎖空間に30人以上の人間が二ヶ月も暮らして、死者はおろか重篤なケガ人や病人を誰一人として出さなかったのは奇跡だろうか。
いや、彼らの生きる力が成せる業かもしれない。
この事故で思ったのは、政治家の無能さだ。あのしゃしゃり出てくる大統領に、チリ国民のみならず、遠い日本の視聴者でさえ閉口していたのだから。
こないだ甥姪の運動会で、開会式のときに地元の議員のメッセージが紹介されていた。
どうにかして政治家というものは、己の存在をアピールしたいものなのだと、情けなく思った。
この事故に奇跡があるとするなら、あんな大統領なのによく国がもっているなということだろうか。