カマキリおるで

いつものところへ虫撮りに出掛け、カマキリの写真を撮っていたところ、墓参らしき家族連れが坂を上ってきた。
幼稚園の年長さんくらいの男の子が先頭を切って歩いていたので、私は「ボク、カマキリおるで」と見せてあげた。
男の子はちょっとはにかみながら、カマキリをしげしげと見つめた。虫には興味のある子のようだ。
しかしやはりそこはカマキリ、子供がおいそれと触るのは要注意だ。
男の子は、カマキリと微妙な距離を保ちつつ、親御さんに促されながら歩いていった。
後ろで男の子の声が聞こえたが、たぶん飼いたいとか思っていたに違いない。
小学校に上がって、自分で餌捕まえられたらな。

オオカマキリ

オオカマキリ
Tenodera aridifolia
観察:岡崎・白川沿い
Oct.14,2009

ハラビロはよく見かけたが、こいつは久しぶりに見た。昔は鴨川にもたくさんいたのだが。
チョウセンカマキリとよく似ているが、前足の付け根の色で見分ける。といっても、こいつは褐色個体なので、薄羽の色で見分ける。紫がかった褐色で不透明ならこいつだ。
相変わらず挑戦的である。勝てると思てんのか。車に踏まれんように助けたったのに。

ハラビロカマキリ

ハラビロカマキリ
Hierodula patellifera
観察:深泥池周辺
08/10/09

道端にたむろしていたので撮影していると、後ろへ回り込んで踵から上ってきて、前へ回ってこのポーズである。
意外と素早かった。コカマキリとオオカマキリの中間くらいの大きさだ。
ハリガネムシの宿主なので飼うときや触るときは注意。
ハラビロカマキリハラビロカマキリハラビロカマキリ