カマキリおるで

いつものところへ虫撮りに出掛け、カマキリの写真を撮っていたところ、墓参らしき家族連れが坂を上ってきた。
幼稚園の年長さんくらいの男の子が先頭を切って歩いていたので、私は「ボク、カマキリおるで」と見せてあげた。
男の子はちょっとはにかみながら、カマキリをしげしげと見つめた。虫には興味のある子のようだ。
しかしやはりそこはカマキリ、子供がおいそれと触るのは要注意だ。
男の子は、カマキリと微妙な距離を保ちつつ、親御さんに促されながら歩いていった。
後ろで男の子の声が聞こえたが、たぶん飼いたいとか思っていたに違いない。
小学校に上がって、自分で餌捕まえられたらな。

スズメバチはこわいよ

そろそろスズメバチの活動が過敏になる頃だ。
今日も一人亡くなったニュースがあった。
スズメバチで怖いのは、アナフィラキシーショックで、単に刺されるだけでは激痛で済む。
一度刺された人の身体には、ハチ毒に対する抗体ができる。次に刺されると、その抗体が毒に対して過剰に反応してしまい、それによりショック死してしまうのだ。
もちろん、私はまだ刺されたことはない。
ただ、スズメバチはフィールドで何度も見かけている。
まず驚くのはその大きさだ。大人の親指以上はあるだろうか。
それが低い羽音を立てて飛んできたひにゃ生きた心地がしない。
スズメバチを回避するには、一番はまず近づかない。これが最善だ。
刺される原因の一つに、うっかり巣に近づいてしまったというのが多い。
これは例えば、普段整備されている山道から外れたり、人の手の入っていないところへ入り込んだりすると危ない。
もしフィールドでスズメバチに遭遇した場合、身体の動作を最小限にして、まず姿勢を低くしながらその場から素早く離れることが先決だ。
巣に近づいていないならそんなに攻撃はしてこない可能性がある。
ただし、大声を出したり、急に手足を動かしたりすると危険だ。
この時期は白っぽい服装で、もちろん香水の類は死を招くだけだ。
あと、私の経験上、スズメバチだけでなく、餌を狩っているハチには注意だ。
写真を撮ろうとしてそういうハチを追いかけていると、餌を盗られるんじゃないかと思って追いかけてくることがあるのだ。
盗らへんがなと言ってもハチにはわかるわけはないので、速やかにその場を離れよう。
私はそれでジガバチに追いかけられた経験がある。
この時期のスズメバチは死に直結するので、対応には充分気をつけよう。

きのこのこのこ

新スーマリ2発売記念というわけでもないが、連日キノコを見かけたので載せておく。
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これは昨日、鴨川の草むらに突然そこだけ沸いて出たキノコ。
なんかおいしそうな感じはするが、食べる勇気はおろか触る勇気もない。
キノコの中には触っただけで炎症を起こす危ないのもあるので注意だ。
kinoko02
こっちは今日、山の斜面にぽつんと生えていた。
ちょっと色っぽい感じだが、ヤバそうな感じのキノコだ。
二つとも調べてみたが、名前はさっぱりわからない。
ま、こっちは虫で手一杯なので誰かよろしくw

もののついで

タマムシ見たぞ

こないだのヒッグス粒子の話じゃないが、世の中見ようと思わないと見えないものはたくさんある。
虫ブログを初めて、そういえばタマムシは小さい頃に見たような朧気な記憶があるだけで、ずっと見たいなあと思っていた。
まさか、河川敷でひっくり返っていようとは。
死んでいるのかと思ったら、足が動いたので指を摑まらせるとするすると登ってきた。
ただ見るだけではなくて、この手の中にあるのだ。どれだけ飼おうと思ったことか。
その美しさは宝石並みだ。写真を撮りまくりながら眺め回した。
もう次はいつ会えるかわからない。
やはり物事は、焦点を合わさないと見えるものも見えないようだ。
この模様は京都むしむし大図鑑にて近日公開w

鹿!

宝ヶ池を虫を探しながらうろうろと歩いていて、野鳥の森の奥へ行こうとしたところ、入り口からそう遠くない山道の先に、鹿がいた。
鹿!
時折こっちを気にしながら、何か食べているようだ。
距離にして50mもないと思う。
鹿!
どうせ近づいても逃げるので、そのままにしておいた。
人が歩いているところからあまり離れていない、こんな間近に鹿がいるとは。
こいつやな、たまに鴨川迷い込んで走ってるのは。