Oct 28, 2008
どんまいマインド
確かにみっちょん目当てでチケットを取ったが、よくよく見れば西村雅彦さんの名前もある。
古畑でメジャーになった頃、深夜のテレビで舞台中継をやっていて釘付けになって以来、ずっと舞台を観たいと思っていた。
ついでで申し訳ないが、楽しみである。
シアターBRAVA!も年に一度くらいは行くようになった。シアタードラマシティより少し小さい分、見やすい。
開演が遅いせいなのか、男率が多かった。まさかみっちょん目当てか、それとも市川由衣目当てか。たぶん後者だろうけど。
シンプルな建物風セット。真ん中に人力で動く扉のような仕掛け。
西村さんの長台詞で幕が開く。すげえなあ。
シナリオがかなり書き換わっているようで、そのせいかあまりプロットに厚みがない。取り立てて問題提起もなく、予定調和で終わってしまった。
チケットを取ったときに書いてあったプロットのほうが面白そうだったのだが。
さてさて、みっちょんである。しかし、どこで出てきたのかわからなかった。それもそのはず、あのかわいかったショートカットが、また爆発パーマになっていた。なんでやねん!
確かだいぶ舞台経験はあったと思う。なので芝居は俳優さんにヒケをとらない。一番の笑かしもみっちょんだった。
脇くんはキャラがキャラなので難しいと思うが、元気よくがんばっていた。もうちょっと弾けてもいいくらいだ。
市川由衣は初舞台だそうだ。しかし、それを思わせないくらい舞台度胸もよく、演者の中で一番声が通っていた。グラビアを卒業しても充分やっていけるぞ。
中丸さんはずっと三の線だった。テレビでは理屈っぽい上司とか、最後の最後で殺される共犯者とかのイメージがあるが、全く違う。やりやすそうに見えたので、たぶんあれが地なのだろう。
金子くんは二役のシーンで弾けていたのがよかった。嫁さんが見に来ていたそうで、美由紀さんにバラされてマジ照れしていた。
その美由紀さん、あんなにスタイルよかったっけなあ。リクルートスーツで出てきたときには思わず見入ってしまった。探偵物語のド下手な関西弁はもう許しておこう。おちゃめなキャラがかわいかった。
やはり西村さんの芝居は三谷演出で観るべきものなのであろう。それが私の観たい西村雅彦であり、それが彼の真骨頂だと思う。
カーテンコールはみんな揃って挨拶。
シナリオは残念だが、キャストに救われた。地味な舞台ながら、得るものはあったと思いたい。
みっちょおーん、髪型戻してくれー。
May 13, 2008
イッセー尾形のこれからの生活 2008 春の新ネタ in 京都
今年もシティボーイズとはしごである。ちょっときついw
・フラダンス
フラダンス教室に通う広島のおばあちゃん。時間より早く来たのか、教室の外で練習をし始める。方言ネタの割合が増えてきた。
・パーキング
続いて方言ネタ。しかも京都。パーキングで誰かを待っているツナギの男。キャデラックを当てこすったらしいので持ち主に謝ろうとしている。そこへ持ち主が。だんだんボロを出していく王道パターン。
・動物園
動物園にやってきた若い女性。一緒にいるのは女の子とその父親。再婚へ向けてのデートらしい。女の子の気を懸命に引こうとする。しかしこうまで老若男女問わずによく演じ分けられるものだ。すごい。
・映画館
映画を観て自分が泣いたのを見て笑った男にいちゃもんをつけるヤクザものの男。しかしだんだん相手の素性に同情し始める。パーキングとこれは、イッセーさんが映画のロケで大阪や京都に来たときにつくったらしい。
・立体落語
老人ホームの慰問に来たうだつの上がらない落語家。妙な間と話が逸れるのがたまにきず。独特の間がたっぷり楽しめる。
・社宅
同じ社宅に住む部下のところへおじゃまする上司。なぜか何気ない話をしたがって困らせる。一瞬だけ聞き逃したところがシナリオの重要なところだったようで、最後まで本筋がわからなかった。反省。まだ前日のことを引きずっているのよ。
・おじい
昔話をするおじい。幻の魚を釣るべく奮闘する。ショートネタ。
・日比谷公園ライブ
確かこのキャラはベランダライブの女の子。今日は日比谷公園でバンジョー片手にいつものライブ。
講演の案内に、新旧織り交ぜて、みたいな行があったので昔のネタが観られるかと思ったら、全部新作だった。まあそれもよし。
タイトルが今年から「これからの生活」になっている。次のステップへ、という意味だろうか。
どんな「これから」を見せてくれるのか、まだまだイッセー尾形がとまらないのは確かだ。
May.10,2008 京都府立文化芸術会館
May 11, 2008
シティボーイズミックス・オペレッタ ロータスとピエーレ
ものすごくテンションの下がる出来事があったので、あまり楽しめなかった。もったいない。観られたことが奇跡かもしれない。
斉木さんの鼻歌が開演前に流れる。どうせえっちゅうねん。
・オペレッタ
ピエーレを歌いながら探す四人。大竹さん相変わらず恥ずかしそう。なかなか出てこないピエーレ。アトム風のピエールさん登場。
オープニングは紙をびりびり。
・軍服サラリーマン
横並びで仕事をしているサラリーマン。なかなか集中できない。きたろうさんがピエールさんにプレゼントしたのは軍服。みんなの分もあるということで着替える。
・前衛音楽
前衛音楽家がスタジオに集まって作品を発表している。小難しい言い回しで作品を批評する。
・山崎さん一家
ある港町に元上司を尋ねる男。その男の息子や妻は、どう見ても初老の男。だがそれを受け入れてみることにした男は・・・。
・鳥の部隊
軍服の使いまわし。斉木隊長から、攻撃や防御に使う鳥のポーズを教わる。
・ルームシェア
ルームシェアで住んでいる学生らしき男二人。一人は真面目にバイトをしているが、もう一人は怪しい気功術で金儲けをしている。このコントのネタ、全てゆうじさんの実話らしい。
・仮面トークショー
仮面舞踏会のように仮面をつけて、テーマに沿って言いたい放題のトークショー。
・底の知れない男となりふり構わぬ男
最近恒例になってきた、最後のドタバタネタ。しかし全員キャラクターが薄かった。もったいない。
私のテンションの低さを差し引いても、今年のネタは笑いが薄かった。現に東京ではかなり受けが悪かったようで、エンディングで大竹さんがマジトーンで愚痴っていた。
毎年必ず大笑いポイントがあるが、今年はなかった。他にも、ゆうじさんの見せ場や、斉木さんのキャラものなどもなかった。ピエールさんが食ったのか。
ピエールさんは初舞台だそうだが、電気のライブでよくバカをやっておられるので舞台度胸はさすがだ。
みなさんだいぶお年を召された。さすがに昔のように飛んだり跳ねたりはできない。それでもシティボーイズでしかできないことはまだヤマほどあるので、誰か死ぬまでは続けてほしい。
客電が付いてからまた斉木さんの鼻歌が流れた。帰りにくいわ。
May.9,2008 大阪:シアタードラマシティ
Jan 16, 2008
ナイロン100℃ 31st Session 「わが闇」
今年はナイロンで幕開けだ。新作は見損ねたりやなんやで初になる。
仕事があったのでスーツのままでシアターBRAVAへ、列は真ん中より後ろで最悪だが、なぜか前の席が空いている。微妙にラッキーだ。
しかしこの位置では顔はほとんど見えない。幕間に投影される字幕も全く読めなかった。まあそれは私の乱視のせいだが。
照明がかなり凝っている。照明というか、あれはプロジェクターかな。場面展開に効果的に使われていた。
「わが闇」というタイトルからして、明るい話ではないなと思っていた。ケラさんが明るくない話を書くのも珍しいのではないだろうか。
小説家の父と同じ道を歩む娘、その姉妹二人それぞれの心の葛藤を描いている。
ただ、ラストのやや締りの無さ感は、この脚本が時間的にかなりギリギリに書き上げられていた証明でもある。僭越ながら同じ物書きとして共感したところだ。
松永さんは実は「フローズンビーチ」以来だ。ファンだとかなんとかいいながら、まだたった二回しか観ていない。前半は精神を病んだ母親、後半は大阪弁が実に憎たらしい悪徳プロデューサーを演じた。
声が好きだと公言しているだけに、あのニセ喘ぎ声にはやられた。ちょっとヤバかったぞ。
客演は、岡田義徳、坂井真紀、長谷川朝晴。坂井真紀ちゃんはたぶん二度目の舞台拝見。下着姿もぼやけて見えん。
笑いベースではない芝居にもかかわらず、三時間越えの弛みを全く感じさせてくれない演出にはもう何も言うことはない。
今年はどれだけ観られるだろうか。
Jan.13,2008 大阪:シアターBRAVA!
Nov 03, 2007
犯さん哉
今年最後の観劇となる。思えば二月に一度のペースで舞台を観ていることになる。映画と違い、やはり生ものの舞台はいい。
神戸を追い出されてから、仕事場が梅田になって、シアタードラマシティも近い。なんかやーな感じだが、これはこれで土日や下手すりゃマチネーも観に行けることになる。モノは考えようだ。
吉野家で久しぶりの鍋を食らって劇場へ。
古田新太さんは、大学の先輩である。もちろんお会いしたことは一度もないが、私が住んでいた学生寮の部屋の壁に、”古田新太ここにあり”という落書きがあったのだ。
以来、テレビなどで拝見はしていたが、舞台は初めてである。
さて、ケラさんと古田さんでどう動くのか。客演も座長クラスなので楽しみだ。4列目、左は通路、右は空席。史上最高のコンディションである。
中央に出演者8人のイラスト。幕が開くと同じように並んで顔をつくっている。全員揃ってのオープニング。色とりどりの学ランで並ぶ。
全三部構成、休憩なし、中央に回り舞台、上手に階段と高台、PJ投影は中央と高台。
人類滅亡をなんとなく夢見ている古田少年の半生記、といったところか。結局第一部通じて古田さんはパンツ一丁であった。
大倉さんの壊れ具合にハマる。ボケるのではなく、壊れるのだ。
それにしても中越さんは細い。割り箸のようだ。細いし声もいい。しかもかわいい。
犬山さんのおばちゃんはほとんど時効警察のそれである。また来年もやるのかな。
姜くんも見事なガーター姿を披露。クセにならなければいいが。客席にちらほら見えるおばさまはもしかして姜くん目当てか。
そろそろ疲れてくる3部目でテンポが上がる。終演間近、古田さん以外のみんなが突然客席へ。しかも二回。私の真横をどたどたと走りすぎる。おおっ。いじられたお客さんもいたみたいで、20列目辺りは危険だ。
カーテンコールは4回。古田さん、宝塚風に涙を拭い去る。
東京公演では、ナンセンスな内容に賛否が分かれているらしい。東京の客は、ケラ+古田新太に何を期待したのだろうか。人が多過ぎて、いろんなものが飽和しているに違いない。劇中の夢ではないが、適当に間引いたほうがいいのかもしれない。
まさか、ナンセンスが理解できないくらい、世間は真っ当になってしまったとでも言うのか。
まあ確かに、あのラストは人によっては、だが。
来年はナイロン本公演から、少しずつ触手を広げてみたいと思う。
で、ケラさん、シティボーイズやらへん?
Nov.1,2007 大阪:シアタードラマシティ
Jul 18, 2007
メルシィ!僕ぅ?~我が人生は薔薇色に~
いやあ面白かった。久しぶりに死ぬほど笑った。
笑いの神、明石家さんまをこの肉眼で初めて見るのだが、実にシャープな感じだ。しかしそれにしてもよく回る口だ。淀みも弛みも全くない。
話の本筋とは別に笑いどころがちゃんと設けてあって、そこでこれでもかと笑わせてくれる。
冒頭、一通り話を流してからぬっくんと、例の妄想ネタを延々と30分もやってのけた。客席が一気に暖まる。
共演者達も次々と犠牲?になる。松澤さんは音ネタで散々いじられ、客にもいじられる始末。秋本さんも1対1で島田珠代である。
ラスト近くの重要なシーンでは、さんまさんの台詞がおかしくなり、舞台上にいた演者全員が笑いをこらえきれずに横を向いてしまった。思わず吹きだした人もいたほどだ。
KABA.ちゃん振り付けのダンスシーンも程よいアクセントになっている。カーテンコールの〆は全員でダンスだった。
チケ代は今までの最高額だったが、これだけ笑わせてもらえるのなら満足である。
ほんまにおもろかった。
Jul.17,2007 大阪:シアタードラマシティ
May 16, 2007
イッセー尾形のとまらない生活2007in京都
いつも公演は金曜日に行くので、何の気なしに金曜日に丸をつけてハガキを出した。
出してからよくよく考えてみると、その日はシティボーイズと重なっていて、もうチケットも取っていたのだ。
こりゃいかんとメールで希望日変更の旨を告げると、土曜日のチケットが送られてきた。いや、ありがたい。端っこだけどね。
・モルディブのギャル社長
絵のモデルをしている女性。社員旅行で来ている社長だという。
社員が気になってやってくるが、なぜか頑なに別行動を要求する。そのうち社歌まで歌いだす。
絵のモデルとは少し古臭いような。
・離島のタクシー待合所
皆既日食で離島にやってきた人達を迎える運転手。スピード違反で免停中。
島に二台しかないタクシーを待つ間、夢の話で盛り上がる。
方言ものは真骨頂。
・新人ホテルマン
音楽を聴きながらノリノリの新人ホテルマン。客から寒いというクレームが。
先輩の当てにならないアドバイスで対応するが、事態は好転しない。
そのうち客と意気投合し、いろいろ話をする。
今どきの若者ネタは今一つが多かったが、これはかなりいい。
どうも続きものらしいが、言葉足らずながら一生懸命対応する人物像に好感。
・断食道場
断食道場で若者に混じって一人気を吐く55歳。
断食の影響でだんだん壊れていく。最後にはとうとう痙攣が。
テンションで最後まで持っていくパターン。男の壊れ方がいい。
・けんたとおじいちゃん
孫と公園へ散歩にやってきた老人。なぜか人当たりが悪く、文句ばっかり言っている。
一人気を吐くものの、他人の優しさに触れて戸惑う。
傍若無人な老人キャラと、動きで見せた最後のシーンがよかった。
・迷子
巨大ショッピングモールに出店している化粧品屋。そこで働く女性。
迷子の女の子がやってきて、最初は邪険に扱うものの気になって相手をする。
短いネタだが、複雑なシチュエーションをよく表現している。
・ものまねサラリーマン
会議室へ呼び出された男。重役がずらっと揃っている中、社員のものまねをしろと言われる。
相手先へ謝りに行くためのシミュレーションらしいが、適当な人物がいない。
最後に自分の言葉で謝るが一番ダメだと言われる。
珍しい不条理ネタ。たくさんのキャラが出てくるのでかえって難しいかも。
・老ミュージシャン
デビュー77年の記念公演。30でデビューしたので御年107歳か。
看護婦さんに一日三曲しかダメだと言われているので三曲でおしまい。
歌ネタは、完全に歌披露のネタになってしまった。
全部新作だが、以前に比べると設定が複雑になっている気がする。
タイトルを付けるときにそう思うのだが、今までのように役職やキャラだけで付けられないのだ。
設定が複雑だと、それを分からせるのに時間がかかり、ネタに影響しかねない。客にも相当なスキルが要求される。
とはいえ、今まで観てきた中で今年が一番面白かったので、新ネタの試みは成功しているのではないだろうか。
まだまだ、イッセー尾形はとまらないようだ。
May.12,2007 京都府立文化芸術会館
May 14, 2007
シティボーイズミックス・モーゴの人々
チビ共の子守がてら、梅田へ向かう。昼飯を食い過ぎて今年はオムライスはパス。
3列目だが遥か下手、今年もスピーカー前。まあ、贅沢は言うまい。
・私の辞書
ずらりと並んだ出演者。辞書を片手に椅子に座っている。
例を挙げられると、自分の辞書に載っている言葉を読み上げる。
ゆうじさんの、微妙-腹七分目にハマる。
いつものオープニング、今年は生バンドが下手高台に。
・マイケルジャクソン
コンビニでマイケルジャクソンに会わせてやると言われ、意気揚々の二人。
あれこれ想像して盛り上がるが、なかなかマイケルは来ず、仲介している男は風邪で帰ってしまうわ、相席で席は埋まってしまうわで大混乱。
斉木さんのスカした咳払いにハマる。
・雁首クラブ
首枷をはめた、雁首クラブの四人組。雁首揃えてどんなトラブルにも謝りまくる。
今年のハマリネタ。
・石井さん祭り
普通の石井さんに憧れる町の人々。石井さん祭りをやろうと盛り上がる。しまいにはパレードまで。
体育座りができない斉木さんに執拗に絡む大竹さん。今年一番の大爆笑。
・悪口会議
とことん悪口を言い合う会議。当然最初に槍玉に上がるのはきたろうさん。
・保
自由人の保。友人の家へ居候して、周りを困らせる。バランのスーツを着こなし、そのうち劇団をやると言い出す。
・宇都宮さんのカラ元気
リストラを言い渡された宇都宮さんをみんなで励ましに家に行く。
テンションを上げてしばらくカラ元気に付き合うが、やはり宇都宮さんは落ち込む。
珍しくセットを破壊しまくるコント。ゆうじさんのパワー恐るべし。
・モード談義
最先端らしい三人組がモード談義に花を咲かしていると、斉木レスラーが乱入。
業界言葉を揚げ足取りまくり。斉木さん序二段の相撲取りみたい。
・その門をくぐれ
待ち合わせにやってきた男。なかなか門をくぐる勇気がない。
そんな男のもとにいろいろとやってくるキャラ。
なぜか最後は劇団四季風。
・カーテンコール
今年はちょっと長めにおしゃべり。
大阪の初日と東京の初日は違うとかどうとか。珍しく客いじり、大竹さんすかさず雁首クラブ。
斉木さんがバンドを紹介して今年は終わり。
また来年かー。真ん中でみたいなあ。
May.11,2007 大阪:シアタードラマシティ
May 12, 2007
演劇づいてるなあ
シティーボーイズとイッセー尾形を続けて観劇するというのもなかなかだ。記事はいずれ。
何度も言うが、舞台はいい。互いのアクションがダイレクトに伝わるのがいい。
7月にはさんまさんの舞台を観に行く。あまり席はよくないが、笑いの神の舞台を観に行くのだ。
志村魂は名古屋止まり、来年はぜひ関が原を越えて大阪に来てもらいたい。
というわけで、しばらく金欠なのだ。
Jan 10, 2007
竹中直人の匙かげん2「そう。」
ロフトの並びにあるホテルが解体されていた。けっこう大きなホテルだったように思う。移転したのか廃業したのかはわからない。
いつものオムライスではなく、いつもの西天満の吉野家で鍋を食った。晴れ着姿もちらほら見える新御堂筋を北上し、今年初の観劇は竹中直人の匙かげん2だ。
前回、正直評価に戸惑った作品だっただけに、今回も不安がいっぱいだ。しかし、倉本美津留脚本ということで多少払拭される。
5列目だけにちゃんと観たい。
オープニング、スクリーンに満月が映し出される。幕が開くと、黄色いおもちゃのようなセットに、おもちゃのような衣装の役者。正直、あれっと思った。
意外な軽さに戸惑った。竹中さんはじめ、男5人が舞台に揃う。みんなフィギュアのような衣装だ。
話が進んで、女性陣登場。全員白いフリフリのドレスだ。高橋ひとみはさすがの存在感である。結局笑いどころを全て持っていったような気がする。
井川遥も、ただのヒロインでは収まらず、受け口で喋ったり三の線をかじっていた。坂本美雨は、あの坂本美雨で間違いなかった。劇中の生ピアノが素晴らしい。実は1980年生まれで、私がYMOに狂っていたころには既に生まれていたのだ。もっと若いと思っていたが。
金子さやかの熱演が際立った。途中、ドキッとするようなお色気シーン(古)もあったりして、なかなかよかった。
倉本さんお得意の天使がモチーフとなって、幻想的に話は進む。しかし、笑いどころはあまりなかった。それは期待し過ぎていたからかもしれない。
私は、竹中直人の舞台に何を求めているのだろうか。はっきり言えることは、今回の作品でもそれは満足していないということだ。
竹中さんは昔から大好きだし、尊敬している。生で舞台が観られてこんなに嬉しいことはないが、私はその他に何を求めているのだろうか。
その答えは、3で出るのだろうか。
Jan.8,2007 大阪:シアタードラマシティ










